ボルボの魅力は変わらない──新型V90に240ワゴン&740ワゴンの思い出を重ねたら?
そんな740ワゴンはちょくちょく壊れた。おそらく“ハズレ”の個体だったのかもしれない。当時の輸入車だから、“アタリ”“ハズレ”があるのは致し方ないだろう。ちなみに、母が所有する現行XC40や、その前の先代XC60はトラブルフリー。信頼性は大幅に向上しているのだ。
740ワゴンが故障するたび、親に連れられてディーラーへ行ったものだ。それがまた楽しかった。ジュースは飲めるし、LEGOで遊べるうえ、新車のボルボに乗れる(座れる)。ボクにとってはパラダイスだった。しかも、お土産までもらえた。
そういえば、当時のボルボは850の大ヒットによってかなり潤っていたらしい。お土産も今では考えられないほど豪華だった。850T5-Rオリジナルの時計などを、フェアで普通に配っていた。成約プレゼントではない。
ディーラー主催のキャンプも懐かしい。山中湖のキャンプ場を貸し切って、オウナーを招待。さまざまなワークショップがあり、夜にはキャンプファイアーもおこなわれた。参加費は、母曰く「無料だったか、相当安価だったと思う」とのこと。わが家も数回参加したので、ボクもなんとなく覚えている。ボルボのプラモデルをワークショップで作ったような、作らなかったような……いずれにせよ楽しいイベントだった。