視聴者が“りょーちん”心配「抱え込まないで!」“未知”も苦悩…<おかえりモネ>

https://t.co/CCvcpknp00

— NOTA Thu May 27 19:22:05 +0000 2021

問題点

これはいくつかの点で、問題をはらむ。その1つは、イーサリアムの法外に高い取引手数料だ。イーサリアムで寄付すると、法定通貨で寄付するよりもはるかに無駄が多いのだ。何だかよく分からない仲介者という問題もある。好きな組織に直接寄付せずに、なぜDAOを通じて集団オークションをしたり、NFTを買ったりするのだ?そうすることによって、自分のお金を仲介者の手に託すことになる。仲介業者を排除することを前提とした業界としては、皮肉なことだ。UkraineDAOの奇妙な点は、寄付者は最終的に、プール内のETHの1%の寄付に対して、$LOVEトークンの1%という具合に、寄付額に比例した$LOVEトークンを受け取る、という部分だ。UkraineDAOの公式ウェブサイトでは、このトークンは「実用性も価値もまったくないが、高貴な大義へのあなたの貢献を証明、思い起こさせてくれるものだ」とされているが、この言い方はちょっと大仰なのではと、私は感じている。$LOVEトークンはイーサリアムネットワーク上で使える暗号資産、ERC-20に過ぎない。流動性が十分あれば、ユニスワップ(Uniswap)などの分散型取引所で取引も可能だ。トレーダーが後々やってきて、$LOVEの価格を吊り上げ、DAOのコントロールを超えた市場を生み出すこともできる。もちろん、搾取的で間違ったやり方ではないが、このような大袈裟な仕組みは、寄付を考えている人たちの一部を混乱させるかもしれない。寄付をしたいなら、寄付をすればいいだけのことだ。直接の寄付は、まったくもって有効なやり方なのだから。|翻訳・編集:山口晶子、佐藤茂|画像:Shutterstock|原文:Crypto Donations Are About More Than Censorship-Resistance

CoinDesk Japan

タグ: