カシオ×アシックスのモーションセンサーで走りを改善しよう
高血圧と減量のため主治医から軽い運動を勧められており、週に1、2回、ジョギングしています。幸い血圧は薬のおかげもあって安定していますが、コロナ禍でオンライン取材が多かったせいか軽い運動が足りず、減量はまったく進みません。むしろ体重は増え気味。
私の体重は週に2回走ると維持、3回走ると少しずつ減っていく、ということは分かっているのですが、仕事がうまく進まないとジョギングの時間を取るのも気がとがめる。走っている暇があるなら原稿を書け、なので、時間を見つけるのがなかなか難しいのですが、暖かくなったので、がんばって早起きして走ろうかなと考えているところです。考えるだけで終わるような気もしますが。
モーションセンサー「CMT-S20R-AS」をペアリングしたXperia 1 IIと一緒に。AirPodsのケースより一回り大きいくらいのサイズです。とまぁ、このように継続して走ることができず、走る距離もスピードもほとんど成長が見られなかったのですが、2か月ほど前、使っているガーミンのスマートウォッチで初心者向けのトレーニングプログラムをなんとなく利用したら、半分も指示通りに走れなかったのに、走るペースが少し速くなって安定し、長く走れるようになりました。こうしたプログラムにはそれほど興味がなかったのですが、意外に効果があるらしい。そう思い始めた頃、とあるIT系ニュースサイトで、カシオ計算機とアシックスが協業して提供する「Runmetrix(ランメトリックス)」が始まったことを知りました。さらなる走りの向上を目指し、これは試してみなくては。
プレスリリースによると、Runmetrixは、スマホアプリ、モーションセンサー「CMT-S20R-AS」、G-SHOCKを組み合わせたランナー向けのコーチングサービスです。ランニングに関する20種類以上もの指標を算出し、分かりやすい項目に置き換えることで走りの特徴を可視化し、改善点や練習プログラムなどを提示します。
モーションセンサーやRunmetrixについては、2年くらい前のウェアラブルEXPOで見ていて気になっていました。ちなみに、Wear OS by Googleを初めて搭載したG-SHOCK“G-SQUAD PRO”「GSW-H1000」もRunmetrix対応です。これ、ちょっと気になっているんですよね。
表側の青い部分はウェアにはさむためのクリップ。黒い部分が本体。本体上部に操作ボタンと、充電ランプと本体の状態を示すLEDが2個。Runmetrix対応のG-SHOCKを組み合わせることが推奨されてはいますが、今使っているスマートウォッチはそのまま使いつつ、モーションセンサーとアプリだけでRunmetrixを利用することも可能です。G-SHOCKが気になるとはいえ、基本的にはガーミンを使い続けたいので、モーションセンサーだけ購入しました。価格は税込みで1万4000円ほどですが、楽天市場でも売られていたので、楽天モバイルの諸々で貯まっていたポイントを使って購入しました。
下部先端に充電用のmicroUSB端子。microUSBというのがちょっと残念。カバーを付けていない状態の背面。何もありません。こちら側を腰に付けます。パッケージの中には充電用のUSBケーブルと本体を包むシリコンカバーもあります。なんでも裸で使いたい派ですが、取説に、カバーを取り付けていない状態で装着すると摩擦で皮膚に炎症を起こす可能性があるとあったので、指示通りカバーを装着しました。
モーションセンサーは、走るときに背中側の腰の中央部に、ランニングパンツにクリップではさんで装着します。お腹側ではダメ、きちんと腰の中央じゃなきゃダメ、斜めになってはダメ、クリップ側が外側、本体が揺れ動かないようにランニングパンツの紐は緩めない、など、注意する点が結構あります。また、クリップはあまり開かないので、厚地のウェアははさみにくいです。例えばコットンのスエットパンツはきつい感じ。ちゃんとしたランニングウェアが良いようです。
本体の電源を入れたら、Runmetrixをインストールしたスマホとペアリングして使います。私はXperia 1 IIとペアリングしましたが、もちろんiOSにも対応しています。ただ、同時に接続できるスマホは1台のみです。なお、走るときにスマホは不要です。
さっそく装着して走ってみたのですが、なんと初めてのときは計測に失敗しました。本体のボタンを長押しして電源を入れるとGPSの電波を受信するのですが、そのままでは計測できず、もう一度ボタンを押す必要があります。この1プッシュを忘れて走り始めてしまったのです。スマホのアプリでデータを確認できないと分かったときは本当にがっかりでした。悔しいので1キロほど走って無理矢理計測した結果が次のアプリ画面です。走る姿勢や走行ペース、ピッチ、アドバイスなどを確認できます。ただ、1度走っただけでは必要なデータが少なすぎ、本当のコーチングをしてもらえません。これからがんばって走らなくてはいけません。
直前に4キロほど走って疲れていたので、走行ペースがやたら遅いのはあしからず。レーダーチャートの形も全然ダメです。総合スコアの平均は60点台だそうなので、これから改善の余地はたくさんありそうです。GPSを搭載しているので走ったルートを地図で確認できます。アプリには「よくあるご質問」メニューがあり、そこでスコアの見方が分かります。フォーム改善プログラムは、ある程度のデータが集まらないと利用できません。アプリにはフォーム改善プログラムやランニングプログラムも揃っていて、自分の走りを認識しつつ改善にチャレンジできそうです。ただ、心拍データも合わせて見たい。やっぱり対応のG-SHOCKがあった方がいいかなぁとも思い始めております。これから夏モデルのスマホを買わないといけないのになぁ。
私に提案されたランニングプログラムは「ダイエットプログラム」。これをこなしていくと、6月末には8キロのランニングをすることになっております。大丈夫かな。