意味が分かると怖い話単語
この記事は第162回のオススメ記事に選ばれました・・・より夜トイレにいけなくなるほど怖い記事に編集していきましょう・・・ |
意味が分かると怖い話とは、文字通り「一見普通に読むと怖くないが隠れた意味が分かってしまうとすごく怖くなる」話の事である。
意味が分かると怖い概要
2ch(2ちゃんねる)から発祥した怖い話であり、コピペ等のまとめサイトが数多くあるシリーズの総称である。
上記の怖い話の数々は有名なコピペだが、これだけでは意味は分からないであろう。しかし隠れた意味に気づいた・知っている人にとってはものすごく怖いコピペに変わる。
文章の中に答えとなるヒントが隠されているので、少し考えれば分かる問題が多い。……が例外もあり、予備知識がないと解けないものもある。
他のサイトではネタバレ防止の為に文字を反転(ドラッグ)しなければ解説が読めないため、携帯で見る人は要注意。
意味が分かると怖い「コピペ」定義の例
①直接文章の作者に質問しなくても、読めば真相が論理的に理解できる。または真相を理解した人間からの説明でも理解出来る。
②「犯罪」「オカルト」「サイコ」「不思議」のいずれか要素を含む内容である。(「恐怖」の定義は困難であるため、ジャンルとしての前提)
③所謂「不幸の手紙」系統のものでは無い。
④人によってどの話が怖いのかは個人差がある為、一概に「この話は絶対に怖い」ということはない。
⑤原則としてコピペであること。
当掲示板での怖い話の出題&ルール
当記事の掲示板内でも上記のルールを守り出題が行われている。但し、この記事は「意味が分かると怖い」コピペである為、基本的にスレでもコピペを貼っていく。が、例外もあり掲示板内では自作の「意味が分かると怖い話」を貼っていく人もいる。
【参加者】
【出題者】
以下は中断について。
【全員】
レスの内容を分かり易くする為にできる限り、【コピペ】【自作コピペ】【質問】【解説】【回答】【相談】【雑談】などを頭につけること。
>>240よりこの項目でのルールを適応することにする。
意味が分かると怖いウミガメのスープ
意味が分かると怖い話は文章の中にヒントを多く入れ、考えれば誰でも分かるように作られていることが多いが、ウミガメのスープと呼ばれる話では出題者と質問者に分かれて、全員参加型の謎解きクイズを掲示板などで行うことで有名。ただし全ての話が怖いわけではない。
元ネタはポールスローン氏の本「ウミガメのスープ」より。
ヒントを入れすぎると質問することがなくなってしまう為、ヒントはあまり入れず、質問者に質問させるようにするのが基本。つまり、何度か質問しないと正解にたどり着けないようになっている。質問の内容はYES/NOで答えられるもののみ。
ウミガメのスープの中にはブラックなオカルト系なものもあり、意味が分かると怖い話と少し通ずるものがある。
※尚、ウミガメのスープはコピペではない。
意味が分かると怖い話
ここでは怖い話をコピー&ペーストして次々と書き込んでいくコーナーになります。問題の回答を知りたい場合は解説の空白部分をドラックすると浮き出てくる、かも?
①~⑥0まで
①ストーカー
今日もまた上司に怒られた。OL仲間の間でもかなり評判の悪いハゲだ。「私のストーカーの犯人もあのハゲだったりして…」そんなことを考えながら私は帰宅した。家といっても二部屋しかないボロアパート。リビング+キッチンと寝室だけ。窓もリビングにしかない。安いからいいけど。
玄関の鍵を開けて部屋に入るとびっくりした。リビングにあったタンスが荒らされていた。そういや、朝食を食べに出たときに鍵をかけ忘れて、そのまま出勤したんだ…くそ!窓は全部鍵がかかっているから玄関から入られたんだろ。あー気持ち悪い。むかつく。死んでほしいと思う。もう今日は疲れた。警察には明日行こう。
私は玄関の鍵が閉まっているのを確認し、寝室に向かった。
解説
彼女は朝鍵をかけなかった、と言っている。しかし帰って来た時は鍵を開けて家に入った。もちろんこの家の鍵は彼女が持っている1つだけ。ということはストーカーはまだ家の中にいる。
②小屋
真冬の出来事です。ある男達が登山に出掛けて行きました。歩いているうちに雪が降りだし、風が吹き… 前に歩けないような悪天候。 すると目の前に運良く山小屋が見えたので避難することにしました。 小屋の中は寒く、疲れきった男達はいつ寝てもおかしくない状態…しかし眠ってしまったら死んでしまうかもしれない…すると、一人の男が言いました。「一人一人が部屋の隅に座り、移動しながら肩をたたき合う」 a→b↑↓d←cこうして四人は朝までお互いの肩を叩き合い、無事生還する事ができました。
解説
彼らがやった方法にはある重要な欠点がある。最初にaがbに、そしてbがいた所にaが残り次にbがcの所へ、これを繰り返すとdはaがいた所に行くと誰もいないはず。ようするにこの方法は。5人いないとできない。
居もしない5人目は誰だったのか・・・
③メール
パソコンをしていると一通のメールがきた。なんだろうと思い開いてみると
「ひとりになったら死ぬ」
の一言しか書いてなかった。俺はちょっとビビった、イタズラメールだと思ったのだがその後すぐに、同棲している彼女が「コンビニに行って来るから-」と言ってきた。
俺は一瞬焦った。このままだとひとりなる…いや、でもあれはただのイタズラだ。そうに違いない。まさか彼女に「怖いから行かないで」とも言えるわけがない…
「じゃあ行って来るから-」
「……うん」
三十分後
なんだ、大丈夫じゃないか!ビビらせやがって…やっぱりイタズラだったんだな。
それにしてもあいつ帰ってくるの遅いな。
解説
「ひとりになったら死ぬ」というメールは誰のことを指していたのか?死んでいないので「俺」ではないことは確かだ。他にひとりになってしまった人物はいるだろうか?そう、つまり死んだのはひとりでコンビニに行ってしまった彼女ということになる。
④肉
どっかで聞いた話なんだけど。なんか友人から聞いたらしい話で
宗教入ってる知人の家族と夕食とることになったんだと。
それが焼き肉なんだけど肉は何なのか言ってくれない。
人の肉かも、と思って食べたら違ったって。
結局何の肉だったんだろう?
解説
その友人は肉を食ってみて人間の肉かどうかわかるということは友人は人間の肉を食ったことがあるということがわかる。
⑤サウナ
銭湯に行った。あがる前にサウナで一汗かくのが俺の日課だ。俺が入って一分くらいで男が入って来た。勝負だ。こいつが出るまで俺は出ない。これも日課だ。
10分経過。相手の男は軽く100キロはありそうなデブだった。
15分経過。滝のような汗を流すくせに頑張るじゃないか、デブめ。
18分経過。ついにデブが動いた。今にも倒れそうな程フラフラになりながらサウナを出て行く。俺の勝ちだ!俺はサウナルームの真ん中でガッツポーズをとった。
目を覚ますと俺は見慣れない部屋にいた。どこかでみたようなオッサンが覗きこんでくる。番台にいたオッサンだ。オッサンは言った。
「私が点検に行った時君が倒れていたんだよ。ドアにもたれかかるようにして失神していた」
どうやら熱中症を起こしたらしい。少しがんばりすぎたか。オッサンはやれやればかりに
「君を運ぶのにはまったく骨が折れたよ。今度からは気をつけてくれよ」
俺はオッサンにお礼を言って帰った。ビールでも飲んで寝るとしよう。
解説
語り手である「俺」は同一人物か?実は下の文章の語り手は「俺」ではなく「デブの男」。しかもデブは扉に寄りかかっていたので、まだ上の文章の「俺」はサウナの中に取り残されている。
⑥イヤホン
今日9800円で買ったイヤホンが壊れた。
大音量で聞いていたせいかいきなり途切れやがった。くそ。9800円もしたのに。
腹が立って45万円のプラズマテレビを叩きつけたハッと我に返りあわてて壊れていないか確認した。画面が映る。良かった。と思ったら音が出ない
くそ。45万円のプラズマテレビも壊れてしまった。
それにしても今日は静かだな 気晴らしに散歩にでも行こう。
解説
読めば分かると思うが、耳の鼓膜が破れてしまい何も聞こえなくなってしまった。彼はいつ自分の聴力がなくなったことに気付くだろうか…
⑦変質者
先日、地元のトイレで覗きされてしまいました……orz
きれいなトイレではないので、普段は行きたくはないのですが、そのときは我慢出来ずに駆け込みました。
用を足して立ち上がると、不意に背後から視線を感じました。
ふと後ろのドアの方を見ると、トイレの床から約5センチの隙間から覗かれてたんです!
男性の目が、そこに2つ横に並んで私をジッと見てました。
確実に一部始終見られてます…最悪
もう恐怖と動揺で頭がパニックになり、震えが止まらず他の誰かがトイレに入って来るまで外に出られませんでした。
みなさんも気をつけて下さいね。
解説
あなたは地面からたった5センチしかない隙間から両目をだす事はできるか?この話が本当なら両目から下は何も無い人物か、幽霊にしか実行できないことに気付く。
⑧赤い部屋
ある地方の女子大生が東京の大学に進学が決まり、東京に一人暮らしする事になりました。
とあるマンションで生活を始めているうちに、ある日部屋に小さな穴があいてるのに気づきました。
その穴は隣の部屋に通じていて、なんだろうと覗き込みました。
すると、穴の向こうは真っ赤でした。真っ赤な背景の中を、黒い影がちらちらと動いています。
隣の部屋は赤い壁紙なのかな、と思いつつ次の日も次の日もその女子大生は穴をのぞいていました。
いつ見ても赤かったので、隣の部屋が気になる女子大生はマンションの大家に聞いてみることにしました。
「私の隣の部屋にはどのような人が住んでいるんですか?」
大家は答えます。
「あなたの隣の部屋には病気で目が赤い人が住んでいますよ。」
解説
語り手が見ていた赤い部屋とは部屋ではなく隣人の目。そしていつ覗いて見ても赤かったということは隣人は常にこちらを覗いていたことになる。
⑨声
ある女性が気味の悪い無言電話に悩まされていた。
「もしもし?」
「………」
「もしもし?」
「………」
いつもここで怖くなって電話を切るのだが、我慢できなくなって、彼女は叫びました。「いい加減にしてよね!」すると受話器のむこうから、押し殺したような声が聞こえたのです。相手が喋ったのはこれがはじめてです。
「殺してやる」
さすがに怖くなって身の危険を感じた彼女は、だめでもともとと警察に相談してみました。ところが最近は、そういったストーカーの犯罪が深刻化しているためか警察は詳しく話を聞いた上で彼女の電話に逆探知機を設置して捜査を行ってくれることになったのです。
次の日もやはり、無言電話はかかってきました。慎重に受話器を取り上げ、耳に押し当てる女性。
「もしもし?」
「殺してやる」
昨晩のあの声でした。その時です。彼女の携帯が鳴りました。警察からです。
「すぐに部屋から出なさい!」
解説
犯人は家の近く、もしくは家の中にいた。電話を逆探知した警察は慌てて彼女に電話をした、が時すでに遅かった…
⑩少女
一人の女の子がいた。性格は明るく、小学校ではたくさんの友達に囲まれていた。
また、女の子は大のおじいちゃん子で、おじいちゃんも女の子のことを本当に可愛がった。
しかし、おじいちゃんは今入院しており、余命は長くなかった。
医師がもう残りわずかな命であることを伝え、女の子は両親に連れられ病院に行った。
病室で女の子の両親はおじいちゃんと話した後、医師の説明を受けに病室を出て行った。
病室には女の子とおじいちゃんの二人。女の子はおじいちゃんに学校のことや最近楽しかった事など色々なことを話した。
しかし女の子は途中で泣きながら
「おじいちゃんいなくなるの?」と聞いた。するとおじいちゃんは
「おじいちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒に悲しんでくれるかい?」と言った。女の子は
「うん…でも死んじゃいやだよ」とつぶやいた。
その後女の子は家に帰ることになり、その次の日おじいちゃんは帰らぬ人となった。女の子はその日、わんわん泣いた……。
1ヶ月後、ある記事が新聞の隅に載った。一部抜粋すると
「一家心中、動機は全くの不明。女の子の名前は斎藤加奈ちゃん」
解説
女の子の名前は「かな」おじいちゃんが言った。「悲しんでくれるかい」をかなちゃんは「かな死んでくれるかい」と勘違いし、一家心中してしまった。
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⑪超能力
ある日、地方に住んでいる6歳の幼女が1人行方不明になった。どこを探してもいない、警察も検問を各地に配置したが一向に見つからない。警察も諦めていた。
1ヶ月後諦めきれない親がアメリカで有名な透視能力者を大金を叩いて招いた。
早速両親は娘がどこにいるのか透視してもらった。透視能力者は透視を始めた。何分かたって透視能力者は一言。
「この子は元気です」
この言葉に両親は大喜びさらに透視能力者は
「この子の周りには豪華な家具が見えたので多分、裕福な家にいる事が推測されます」
この言葉に両親は多少の疑問を感じたが喜んだ。そして母親が核心に迫った
「娘は今どこにいるのですか?」と熱のはいった口調で言った
透視能力者は一言こう言った
あなたの娘さんは世界中にいます」
解説
女の子は体をバラバラにされ、まだ生きている臓器が世界中のお金持ちの人々に売られてしまった。
⑫サンタは笑う
クリスマス、トムはサンタクロースからのプレゼントを楽しみにしていた。朝起きるとクリスマスツリーの下にプレゼント箱が3つほどあった。窓からサンタが中を覗いているのが見える。サンタはニタニタと笑いながらトムを見ている。トムはニタニタ笑っているサンタを見て少し不気味に思いながらもプレゼントの置いてある所に行った。
トムはまず一つ目のプレゼント箱を手に取った。サンタは更にニタニタ笑っている。
プレゼントの箱を開けると中から長ズボンがでてきた。トムは少しがっかりしたような顔をしながら次の箱を開けた。
サンタは腹を抱えながら笑っている。二つ目の箱を開けると中からサッカーボールがでてきた。トムはますます不機嫌になり、とても腹が立った。
トムは続けて三つ目の箱を開けた。すると中から自転車がでてきた。サンタは雪の上を転がり回って笑っている。
トムはとうとう耐えきれなくなって泣き出してしまった。
解説
トムは足がなかった。
⑬目撃者
空気を入れ換えようと自宅マンションのカーテンを開けたところ
ちょうど向かいのマンションの一室で殺人事件が起きていた
しかも犯人と目があってしまった
犯人は人差し指を立て、私の方を見ながら指を動かしていた。
解説
犯人は語り手を殺しにいくために何階に住んでいるのかを数えていた。
※心理テストに出るという問題です。一般人は「次はお前の番だ。」や「今から行くから待ってろ」などと言っていると回答するのが普通。殺人鬼や重度のストーカーなどの性格異常者の多くは結論を最初に言う。就職活動で面接をしていれば分かると思いますが、先に結論を言って次に過程を言うのと同じ道理です。
⑭ビデオ
部屋に置いてある物が微妙に動いてる気がしたから俺が留守の間にビデオを回すことにした。
家に帰ってさっそく見てみると、知らない女が家に入ってくるのが映っていた。
女は部屋のいたるところを物色している。「うへぇ、最悪」
そう考えていたら女はそのまま押し入れに入っていった。
いつ出るのかなと思いながら見ているとまた誰か家に入って来た。
俺だった。
解説
女はまだ押入れにいる。
⑮消えない死体
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていた。
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていた。
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていた。
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていた。
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた。次の日見に行くと死体は消えていなかった。次の日も、次の日も死体はそのままだった。
解説
井戸に捨てた死体が消えたのは殺すたびに母が毎回処理してくれていた。
⑯心霊写真
俺の誕生日にホームパーティーを開いたわけ。その時、家の中でみんなの写真を撮ってみたら、変なものが映っちゃったのよ。背後の押し入れから見知らぬ真っ白い顔して真っ赤な目の女が顔出して、こっち睨みつけてんの。
これやべーじゃんってことで霊能者に鑑定してもらった
そしたら「この写真からは何も感じない。心霊写真ではないですね」だってさ。
あ~良かった。これで安心したわ。
解説
心霊写真ではないということは本物の人間がいたという事になる。見知らぬ真っ白い顔をした目が赤い女が部屋に居た・・・
⑰鉄板
外で散歩をしていたら「キャー!」という女性の悲鳴が聞こえた。私は驚いて行ってみると道路で女性が縦2m、横2m、厚さ50cm程の鉄板らしき物の前に座りこんでいた。その女性に話を聞こうとしたが、びっくりしたのか話せない。
すぐに作業服を着た人が来て訳を話してくれた。どうやらビルの上で工事をしている時に落としてしまったという。幸い怪我人も出なく、女性は驚いて腰を抜けてしまっただけらしい。
散歩も飽きて夕陽が暮れ前に、もう一度その場所に寄ってみた。
その鉄板らしき物はまだ残っていた。とても重いので処理ができないのだろう。
危ないからか、近づけないように警備員のような人がいた。
先ほどの女性もいた。声をかけてみた。「先ほどは驚かれたことでしょうね」
女性は
「驚きました。悲鳴を聞いた時はびっくりしました」と返してくれた。
解説
悲鳴の正体がその女の人ではないということは、悲鳴をあげた人は鉄板に潰されたということになる。
⑱俺の息子
俺の息子は、時々、(写真でも、画像でも)人の顔を指でじっと指すという変な癖があった。
指を指された人間が必ず3日以内に死ぬ、ということを知ったのはつい最近のことだ
今日もテレビをつけようとしたとき、息子はじっと画面を指さしていた。
ついたテレビには大物議員の姿が。
へぇ、こいつも死ぬのか。
解説
「つけようとしたとき」ということは、まだテレビは画面が暗いまま。そのときテレビに映っていたのは反射で映る語り手の人。つまり死ぬのは語り手。
⑲バス
ある家族が妻の実家に行くために田舎までのバスに乗っていた。
山のふもとあたりにきたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。
食事が終わり定食屋に設置してあるテレビをふと見ると、さっきまで乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていた。
そのニュースを見た妻はあのバス降りなきゃ良かった」と呟いた。
それを聞いた夫は何を馬鹿な事を言ってるんだ!」と怒鳴ったが、すぐに「ああ、確かに降りなければ良かった…」と妻の意図に気づいた。
解説
この家族がバスを降りようとする時の時間がなかったら、落石にはあわなかったかもしれない。
⑳追いかけてくる男
深夜にコンビニに行く途中で男に追いかけられた。男は「傷...傷...」っていいながら追いかけてきた。必死に逃げる俺に男は「痛...痛...」っていいながら追いかけてきた。さらに必死に逃げる俺に男は「ラシ...ラシ...」っていいながら追いかけてきた。大きな交差点まで来たところでやっと追いかけるのを諦めたらしく男は恨めしそうに「ぬ...ぬ...」っていってた。あの男はなんだったんだろう...そうか、わかったぞ!
俺は車に跳ねられた。
解説
傷、痛、ラシ、ぬ → きず、いた、らし、ぬ → きづ、いた、らし、ぬ → 気付いたら死ぬ。
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②①凶器
近頃の警察はなにやってんだろうね。血税でで食わせてもらってるくせに、ろくな働きしないんだからとんだ穀潰しだ。
先週、職場の近くで殺人事件があったんだよ。若い女をアイスピックでめった刺し。しかも普通のアイスピックじゃない、業務用の三本歯のやつでだぜ?怖いだろ。
小さな町だから、どこ行ってもその話で持ちきりだ。マスコミもかなり大きく取り上げてる。滅多にない大ニュースだから無理もないけど、恐怖を煽るだけ煽って無責任なものだ。うちのばあちゃんなんか、可哀相なぐらい怯えちゃって、毎日仏壇の前で手を合わせている。
なのに警察ときたら、まだ凶器すら判明できないだとよ。まったく馬鹿にしているとしか思えないね。
解説
警察もまだ凶器がわかってないのに、この語り手の男は知っているということは、犯人は語り手の男。
②②デート
あるサイトで彼女と出会った。そしてある日、初めてデートをした。緊張していたのか無口な人で、あまり言葉を発さなかった。目もあまり合わせてくれない。映画や食事を楽しんだ後、彼女の部屋に行った。
彼女は人生に疲れたようだった。なのでプレゼントをあげた。
彼女は喜んでくれた。代わりに俺が好きなジグソーパズルをくれた。俺は、一旦組み立てられたパズルを壊すのが好きな変わり者だ。
翌朝1ピースを持って部屋を出た。
俺はいままで付き合った彼女でもパズルが好きだと言ってジグソーパズルをよくプレゼントとしてもらうのだが、1ピースだけ持って帰って、後は忘れるという変な癖がある。
解説
あるサイト→自殺系サイトプレゼント→死ジグソーパズル→彼女の死体1ピース→死体の一部
②③ひとり暮らし
十年前の話
美術の教師をしていた姉がアトリエ用に2DKのボロアパートを借りた。その部屋で暮らすわけではなく、絵を描くために借りたアパート。
せっかく借りてるのに住まないなんてもったいない!そう思った私は姉に頼み込んでその部屋に一人暮らしさせてもらうことにした。
一人暮らし初日。ワクワクしながらアトリエに帰宅くれぐれも戸締まりに気をつけるようにと言われてたので、帰ってすぐに鍵とチェーンをかけた。
そして本を読んだりして楽しく一人の時間は過ぎていく。気づくともう夜も更けていたため、もう一度戸締まりをチェックして眠りについた。
しばらくして、多分夜中の2~3時だったと思う。玄関がガチャっと開いた。どうやら姉が絵を描きにきたらしい。
こんな時間にがんばるなぁと、ウトウトしながら思ってると、私が寝ている隣の部屋に入っていった。隣の部屋は画材やキャンパスが置いてある部屋。
そこで姉は、ブツブツ言ったりクスクス笑ったらしている。うーん、やっぱり芸術家と怪しい人って紙一重だな、と思いながらいつの間にか寝てしまった。
朝目が覚めると、姉はもう帰ったようでいなかった。姉の絵に対する情熱は尊敬に値するよなぁ、と思いつつ出かける準備をして家をでる。
玄関の鍵を閉めた時に突然恐怖に襲われた。
それ以来、私がそのアトリエに足を踏み入れる事はなかった。
解説
鍵ならまだしも、チェーンを開けて入る事は普通の人には不可能。つまり入って来た人は姉ではなかった。そして・・・普通の人でもなかった。
②④罰ゲーム
少し前の話だ。
仲間内の罰ゲームみたいな感じで俺は心霊スポットに行くことになった。
そこは二階建ての空き家で、昔起きた殺人事件で住んでた女が殺されたらしい。
んでまぁ、ちょっと勇気だして行ってきたわけだその家で唯一の階段がグチャグチャに壊れていたせいで事故があった二階の部屋にのぼれなかったが、それでもだいぶ怖かった。
単純に言うと心霊現象は起きた。しかも何回も。
ドアがバンバン閉まる音がしたり、上の階からドンドンと足踏みする音がしたり、何故か鈴の音が聞こえたり…
俺は耐えられずにすぐさま逃げた。しかし後で友人にこの時の話をしたところ、実は心霊現象は先回りした友人の仕業だったらしい。
解説
階段は壊れているので友人が二階から足踏みすることはできない。つまりこれは本物の心霊現象があった。
②⑤白い手
職場の同僚A、B、C、D、Eの5人が熱海の旅館で小さな忘年会を開いた。
その帰りの際、旅館の仲居さんにシャッターを押してもらって集合写真を撮った。
しかし、その集合写真には不思議なものが写っていた。
Aの頭からうっすらと白いて手が生えており、指を一本立てている。Bの頭に生えている手は指を二本立てている。同じくCは三本、Dは四本、Eは五本。
するとあいついでA、B、Cが順番に亡くなった。
Dは写真を思い出した。「次は自分だ…」
しかしDより先にEが死んだ。
自分の順番がとばされたことでDは安堵した。
心に少し余裕が戻ったDは、忘年会の時に撮った写真を見直してみた。すると問題の写真の右端に、旅館の仲居さん(写真を撮ってくれた人とは別の人)の半身が見切れており、やはり頭から白いて手が生えている。しかし見切れているせいで、指が何本立っているかわからない。Dは旅館に問い合わせたところ、C.の死とEの死の間にその仲居さんは亡くなったらしい。
Dはいよいよ自分の死が来たことを悟り、自殺した。
解説
CとEの間に仲居さんが死んだということは、仲居さんから生えていた手は四本立っていたことがわかる。つまり、Dから生えていた手は4を示しているわけではなく、6を示していた。片手だけで1から10を数える時、6は4の形になる。
②⑥優しすぎる医者
脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。
しかしそれも、昨日までの話。彼は死んでしまった。「すみません。手は尽くしたのですが…」お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、苦しかったんだと思う。でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。「………治療費は結構です」決して裕福とは言えない私の状況を察してか、なんて優しいお医者さんなのだろう。私はすぐに泣いた。「……遺体を見るのは辛いでしょう」お医者さんがシーツを被せる。「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」この一言で私は立ち直れたありがとうございます。お医者様。
解説
彼は脳死状態だったので臓器を売られた。治療費をとらないのも遺体を見せないのも火葬を勧めるのもその為。
②⑦母からの手紙
精神病棟にいる母親から、息子に届いた手紙らしい。↓大介、イタリアの生活はどうですか。お母さんはフツウ。守護神ジス様のおかげで、元気です。お医者をだまして何でも食べちゃう。隣人達めケッコウ気さくでいい人ばかり。安心しれ。明日は仕事で、皆船が来るて、喜んどる。毎日楽しいです。給料でるし飯も固くない。ね、ね!!病棟生活だからって悪いことないわ、わりと私にはいい老後です。じゃね。
解説
ある部分だけを縦読みすると答えが分かるようになっている。
介イタはフ護ジスだま何食人めケしれ日事がるてでるもな私 い 介護人が虐める、助けて、何日も私、食事無い。
②⑧父の手料理
久しぶりに実家に帰ると、亡くなった母を思い出す。母は頭が良く化学が得意だったのだが晩年は認知症だった。身の回りの世話をつきっきりでしていた父を困らせてばかりいた姿が目に浮かぶ。そして今は亡き母の書斎に入った時、私は初めて違和感を覚えた。母にプレゼントしたカレンダーが見つからない。何の気無しにテーブルを漁ると、ハサミでバラバラにされた幾つかのカレンダーの切れ端が順序良く並んでいる事に気が付いた。母はどんなに呆けていても、私のプレゼントは大切にしてくれていたのにと…私はショックを受けた。私は感傷とともに並べられた日付を整理した。4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/14 5/16私は一枚だけ向きが逆になっている6/17に気づき、他の日付と同じ向きに変えていると、一階の父が私を呼んだ。今日から五年振りの父の手料理が食べられる。感傷を胸に押し込み、私は母の書斎を後にした。
解説
カレンダーの日付の部分が元素記号になっており、暗号になっている。
4/4 4/4 4/10 6/11 3/1 6/12 5/6 7/2 6/7 6/17 4/10 4/14 5/16 TiTiNiAu Na Hg Mo Ra ReAtNiGeTe (※6/17は逆なのでtA) チ チニアウ ナ Hg モラ レタ ニゲテ 父に会うな 水銀(Hg)盛られた 逃げて。
②⑨「裏」
ある数学の教授がいた。彼は家に帰る途中に1枚のコインを拾った。片面には三角形の模様、もう片面には星の模様が彫ってあった。教授は確率について研究をしていたので、このコインの「裏」の出る確率をしらべようとした。しかし、教授はどっちが「裏」かわからない。
翌日、教授はいろんな人にこのコインのことを尋ねてみた。しかし、皆見たことすらないという。
その日から、教授は常にコインを持ち歩き、人に会えば、その度コインについて訊いていた。暇があればコインを投げて、出た面をチェックしていった。
それからどれくらいの月日が経っただろうか、どれくらい教授はコインを投げただろうか、ついに「三角」の出る確率と「星」の出る確率が割りだされた。三角…25%星…75%信頼できる確率である。
しかし、教授は「裏」の出る確率が知りたかった。
結局どちらが「裏」かわからないまま
教授は死んだ。
解説
星の模様の面が放射性物質だった。「裏」がウランとかかっている。三角は警告を表すマーク。星は放射線のマーク、と考えられる。
③0監禁事件
「拉致監禁事件が酷い物になってきていますね。今回の被害者は無事生きて帰ってこれてよかった」
「そうだな。かなりの虐待を受けていたようだし心の傷の治療も時間がかかるだろうが、生きているだけ同じ所に監禁されていた他の被害者よりマシだ」
「加害者の家から彼女を発見した現場まではかなりの距離がありますね。きっと逃げたい一心で必死に走ったんでしょうね・・・」
「ああ、彼女のおかげで犯人も捕まったし、他の被害者も浮かばれるだろう」
「彼女はこれから大変ですね」
「逃げられないように両足を切断されていたからな。治療が終わったらまずは車椅子に慣れる事からだ」
解説
必至に走った「彼女」は足がある被害者。*両足を切断された「彼女」は加害者。
「彼女」(逃げた被害者)のおかげで彼女(加害者)が捕まったのは犯人の家を教えたからではなく“犯人が逃げられなかった”から。“必死に走った”とあるので被害者には足があると思われる。また、現場まで距離がある(犯人が逃げるだけの時間的余裕は十分あった)にも関わらず犯人が捕まったのだから両足が無いのは加害者の「彼女」だと思われる。
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③①ホテル
出張で泊まるホテルは同僚が出るぞーって散々脅していたところだ。ビビりな俺はガクブルでその夜ベッドに入った。
案の定夜にドアをノックする音がする。ホテルの人かな?と思い声をかけたが返事がない。もうドアも見るのも怖くてひたすらノックの音がする中夜が明けた。
ノックが止んだ後俺はすぐにチェックアウトした。
出張から帰って同僚にノックの話をすると「やっぱりでたか」とこんな話をした。
そのホテルは以前火事になり逃げ遅れた人がいたという。その人は運悪く部屋の中に閉じ込められてそのまま亡くなったそうだ。
ああ良かった、ドアを開けたらどうなっていたか。
解説
火事で部屋の中で死んだ霊なので霊は部屋の中にいたはず。つまりノックの音ではなくて、外に出たくて必死に扉を叩いていた音。
③②エレベーター
友人の話
その友人は高層マンションに住んでいます
彼は14階に住んでいるためエレベーターは必須なのです。これは、仕事が長引いてしまい、夜中に帰宅したときの話です。
いつものように彼はエレベーターに乗って14階のボタンを押し、ドアが閉まり動きだしたところ、8階のボタンのランプが点灯したそうです。
「ああ、だれか乗ってくるのか… 」
そう思った直後、ハッとした友人は慌てて2階3階4階5階とボタンを連打しました。
エレベーターは2階は通過したものの、3階で止まってくれたので開きかけのドアをこじ開ける勢いで外へ飛び出しました。
そのまま階段を駆け降りてマンションをあとにして、朝までコンビニで立ち読みしていたそうです。
「まあ俺の思い過ごしだと思うけど、万が一ってこともあるしな」
友人は笑いながら他の友人達にそう話していましたが、しかし夜間にエレベーターを使うのは今でも控えてるみたいです。
解説
8階からボタンを押してもエレベーターの中のボタンは光らない。なぜなら内側からボタンを押さないと光らないようになっている為。ということはエレベーターの中に誰かいた。
③③警察官
あるマンションの一人の住人の話です。
仕事帰り、マンションのエレベーターに乗りました。
自室のある階に到着しエレベーターの扉が開いた時、入れ違いに入って来た男とぶつかりました。
その男はマンションでは見た事のない男でした。
翌朝、住人は昨夜隣りの部屋で殺人事件があった事を知ります。
その日の夜の事、部屋のチャイムが鳴ったのでドア穴を覗くと、そこには警察官が立っていました。
『昨夜、このマンションで殺人事件があった事はご存じでしょうか。
何か不審な人物を見掛けたなどの情報があれば伺いたいのですが』
住人はその時、ふとエレベーターですれ違った男を思い出しましたが、
面倒くさい事には関わりたくなかったので、ドア越しに『何も分かりません』とだけ答えました。
警察官は『ご協力ありがとうございました』と言って帰りました。
数日後、殺人事件の犯人が捕まったというニュースでテレビに犯人の顔が映し出されていました。
それを見て住人は血の気が引きました。
その犯人の顔は、数日前部屋にやって来た、警察官の顔でした。
解説
犯人はエレベーターですれ違い、警察官の格好をして家に来た男。犯人について何か知っていた場合、私は口封じに殺されていた。
③④誰もいない民家
友達と二人で話してたら、久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと友達が言い出したので、近くの山道に惨殺事件があってからも未だに取り壊されず残されてた民家があるので夜中に行ってみた。玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の部屋、階段から二階へ行き、子供部屋からベランダ、母親の部屋、階段を降りて一階へ。最後に家をバックに一人ずつ。片っ端から写真撮って帰った。
んで今日。出来上がった写真を見て俺達は驚いた。
何も写ってないのだ。もちろん俺達は普通に写ってる。霊的な物が何も写ってなかったのだ。「・・おかしくね?」「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」「やっぱそうなのかな。じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。無駄だったなぁ」「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、一軒あるから。次はそこ行こうぜ」「おぉ!マジで?そこも廃墟?」「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」楽しみだ。かなり久しぶりだから何かワクワクする。
解説
主人公と友達が殺人鬼→ 「父親の部屋」や「母親の部屋」というのは身内には分かるが、第三者には分からない。→ 知っていると言うことは、主人公と友達が惨殺した。→ 成仏しちゃって写らなくなった。→ 「人が住んでる」、「孤立してる民家」に「準備」して次の惨殺ターゲットを物色に行く会話。
③⑤浮気がバレた
昨日彼女に浮気がばれた。夕方仕事から帰ると郵便受けに彼女からの手紙が入っていた。
まじいをこっにくこんてはかろやて家らしきねで9にみ
なんだこの手紙はビンゴのように等間隔に書かれている。晩飯を食べながら考えているとインターホンが鳴った。こんな時間に誰だろう。
解説
手紙の内容をビンゴのように5x5に並び替えて、右上から立て読み。
⑤ ④ ③ ② ① ↓ま じ い を こっ に く こ んて は か ろ やて 家 ら し きね で 9 に み
⇒①こんやきみ②をころしに③いくから9④じには家で⑤まっててね
⇒今夜君を殺しに行くから9時には家で待っててね になる。
③⑥俺にも彼女ができました俺にも彼女ができた包容力のある蠍座のB型丁度仕事から帰って来た時告白されて持って来た食材で料理中。つまり俺にも春が来たたのしい日々が始まりそう女っ気がない人生から卒業だニコニコした生活が待ってる居場所もできて座ってると料理が出てきたラッキーれんあい経験無いけどてんからの贈り物かな?にんげん、良い事があるげんに、俺がそうだラッキーれんあいも頑張るかなんか、ずっと見ていてくれて、いつも気に掛けてたらしいたのしいすてきな人生けいけんない俺で良いらしいてか、これ見て照れてるよ
解説
先頭の1文字を上から縦に読む。俺包丁持つた女ニ居座ラれてにげラれないたすけて俺、包丁を持った女に居座られて逃げられない、助けて になる。
③⑦彼女と嫁と犬 俺には彼女がいる。だが、最近嫁に感づかれたみたいで、家に帰るといつも『どこ行ってたの』等がうるさい。逆に彼女は毎日メールで励ましてくれる。俺にとってはオアシスのような存在である。しかし今日はメールが返って来ない。俺はフられたと沈み家に帰ると、ペットのジョンが上機嫌で迎えてくれた。嫁も機嫌が良く、口うるさくなかった。 もう不倫はやめようと思い、彼女に『さよなら』メールをした。どこかで彼女のメール着信音が聞こえたような気が・・・
解説
嫁が彼女を殺し、犬のジョンが殺した彼女を食べたので機嫌がいい。
③⑧雪山 趣味は雪山に登り写真を撮ること今日もいつもと変わらず山に登るだが天気が悪化し近くにある山小屋で、回復するのを待つことに山小屋にはもう一人赤い色の服を着た女性がいただがおさまる気配が無いため泊まることに次の日起きると寝ている人が一人増えたまだこの雪山で困っている人がいたんだとか思いながらおさまるのを待つ次の日また一人増えていた次の日もまたその次の日もこんなに多いのはおかしいと思い、持っていた写真のムービーモードで寝ている間を撮った次の日確認すると、女の人が血だらけの人を小屋にいれて布団に寝かしていたのである
解説
女の人は人殺し。殺して死体を小屋に入れた。服が赤い=血
③⑨パパとママ 最近、パパが早く帰ってくるから嬉しい。最近は学校から帰ると毎日家にいる。いっぱい遊んでもらえるの。だから、とても幸せ。この前は、パパとママとリサので洗濯物をたたんだ。干してあるヤツをたたみ、押し入れにしまったの。とっても上手にできたんだよ。だから、今は毎日やってあげるの。こないだ学校から帰ったら、パパもママもいない。退屈だからまた洗濯物をたたんであげた。でも、パパとママのズボンはまだたたんでない。いつもと違い部屋に干してあるけど、いくら引っ張っても取れない。ズボンにくっついてた靴下は取れたんだけど。だからまだ部屋にぶら下がったまま。
解説父と母は首つり自殺した。女の子はそれを干していると勘違い。服をひっばろうとしたが背が足りなくて靴下しかとれない。ズボンはしっかり穿いている。上着は小さな女の子がさわるには高すぎて無理。
④0交通事故 俺は今、会社で無視されている。原因は自分でも痛いほどわかっている。
先日、同僚の彼女とデートに行った。会社でムードメーカー的な彼女は誰からも好かれている。でも、そのデートの帰り道に彼女は事故で死んだ。電柱にめり込んだ助手席はぐちゃぐちゃに大破し、彼女も同じ様に。
俺だけが助かり、すぐに職場に復帰したが彼女を奪った恨みのせいか、哀れみのせいか俺に話しかける人などいない。
彼女に花を手向けようと事故現場に足を運び、そっと手を合わせる。その時、聞き覚えのある声が聞こえた。
「ずっと一緒でしょ?」。
解説
事故に巻き込まれたのは彼女だけではなく自分も。語り手は自分も死んでいることに気づいていない。
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④①少女の願い
とある病室に一人の少女がいたその少女は、生まれつき病気をもっており、不治の病というこの不治の病のせいで少女は、ずっと病室で過ごしてきたのだそんな少女に一人のお星さまが現れたのだそして、お星さまはこう言った「あなたの願いを叶えてさしあげましょう」少女は答えた「早く病気をなおして、早く楽になって、新しい友達たくさんつくって、たくさん遊びたい!!」「かしこまりました………その願い叶えてさしあげましょう……」 --その日から十日がたったその日の翌日に何故か不治の病が治っていたのだそして、病室から出れた私はたくさん友達をつくることができたそして、今現在に至るでもね………おかしいなことがあるんだ「私の友達は、すでに死んだ人達ばっかりなんだ…………」
解説
「早く病気をなおして」⇒そのままの意味。不治の病を治す。「早く楽になって」⇒楽になるということは「死ぬこと」とも捉えられる「新しい友達たくさんつくって、たくさん遊びたい」⇒願いの順番的に死後に友達をたくさんつくるとなる。④②飛び降り
会社までの徒歩通勤時に取り壊し予定の無人マンションの近くを通るのだが、そこは飛び降り自殺が多く、自殺者の霊の目撃情報も多い曰くつきマンション。周りに街灯も少ないし夜はかなり不気味で怖い。
この間残業で帰りが23時頃になったときガクブルしながらそこを通ったんだが、一瞬マンションの屋上に人影が見えた気がした。
「!?」
ビビって心臓止まるかと思った。よく見てみたがやはり屋上に誰かが立っている。
まさか幽霊・・・と思った瞬間その人が飛び降りた。コンクリートに打ち付けられる嫌な音がして、女の人が倒れてるのが見えた。
慌てて携帯で救急車を呼んでその人に駆け寄った。血まみれで足は変な方向向いてるし、幽霊ではなかったが、かなり恐怖だった。
落ちた音を聞いてかマンションのベランダから何人かこっちを見てる人もいた。すぐに救急車が搬送していったけど、家に帰っても現場を思い出してしまいまったく眠れなかった。
次の日聞いたら、重傷だったけど命の別状はなかったらしい。ホント未遂に終わってよかた・・・もし亡くなってたらマジでトラウマになるところだったorz
解説
最初は「無人マンション」だと言ってる。その後、「マンションのベランダから何人か見てる人が…」と言っている。「無人マンション」なのにベランダから見てた人は――。
④③心霊スポット
あれは私が18歳の頃地元でも有名な心霊スポットへ行った時のことでした当時私は同じ学年の男子と付き合っており、その他のカップル達とグループ交際をしていました
3組のカップル、計6人で山の中にある古いトンネルに向かいましたトンネルの前にあるスペースに車を止め、静かに中へ
中は驚くほど静かでした、私はあまりにも恐かったので彼の腕にしがみ付き眼を閉じていました私たちの前では他のカップル(仮にAとBとします)A「やだ~B、恐いよー」B「大丈夫だって、いざって時は俺が守ってやるから・・・」A「B・・・私Bがいれば恐くない!」などとバカップル振りを発揮し、ずっとイチャイチャしていました
A「んーBがキスしてくれれば恐くなくなるかも・・・」B「えーしょうがねーなー・・・」Bがキスしようとしたその時
「オエエェェェ!!」
誰かが吐くような声が聞こえて来ましたみんながシン・・・としていると今度は明らかに私たちの後ろから「ッチ!」と舌打ちする音が聞こえてきたのです。私たちはすっかりパニックになってしまい急いで車に飛び乗り家に帰りました
その後霊感の強い知り合いに話を聞くと「あそこは危ない、特に女性を連れてるとその人は大体不幸な目にあうから『雌殺しトンネル』って呼ばれてるんだ」と教えてくれました。 幸い私たちは全員男だったので事無きを得ましたが、もし私が女性だったら・・・と今でも鳥肌が立ちます。
解説
「オエエェェェ!!」と「チッ!」といった人物は幽霊。まさか男同士のカップルが来るとは思わなかった。つまり・・・┌(┌^o^)┐ホモォ・・・
④④同窓会 その日僕は同窓会に行きましたみんなのムードメーカーのA頭がよくてわからない問題を教えてくれたBクラスのマドンナでみんなに憧れられてたC僕はまたこの愉快なメンバーと騒げることに幸せを感じました
わいわいがやがやと思い出を語っているうちについに最期の修学旅行の話になりました「飛行機の中すごかったよな?だってファーストクラスだぜwww」そんな事を話しているといきなり空気が変わりました
なんだと思ってみてみるとDが・・・D?Dがなぜここにさっきまで馬鹿騒ぎしていたAもBもCもクラスの皆もそして私もおびえましたDは一人ひとりの席の前に行き、水をかけて回っていますDが私の前に来たとき思わず叫んでしまいました「お前はあのときいなかった お前はこの世にいないはずだ」
解説
修学旅行の最終日、乗っていた飛行機が墜落し乗っていたクラスメイトは全員死んでしまった。しかし体調が悪くて修学旅行に参加できなかったDだけが生き残った。事故から数十年後、みんなが眠る墓の前にDがお参りに来た。
④⑤手紙 姉を殺して両親や私にも怪我を負わせた兄が刑務所から手紙を寄越した。
「昨、風、年、夜」「時計、照、没、常」「逸、線、走、却」「監、牢、舎、投」
手紙の消印は一昨日だ。
「鍵を閉めなきゃ!」気付いてすぐ玄関に向かったがドアを開けた母が悲鳴を上げた
解説
あるなしクイズ。漢字1文字を当てると読めるようになる。
今「昨、風、年、夜」日「時計、照、没、常」脱「逸、線、走、却」獄「獄、牢、舎、投」
最後に縦読みすると 今日脱獄となる。兄は死刑囚、殺しきれなかった家族を殺しに来た。
④⑥呪い真書 呪い真書を手に入れた。冒頭にこう書いてある。「これに書かれてある手順を実行すると呪いが成就するが、手順を間違えるとその呪いは自分に返ってきます。あなたはそれでも実行しますか?」勿論だ。俺には許せない奴がいる。だからこそこの呪い真書を手に入れたのだ。俺は呪いの手順を始めた。
「1.まずはじめに目を閉じて呪いたい相手の顔を思い浮かべます」
忘れたくても忘れられるものか、と俺は奴の顔を思い浮かべた。よし、次だ、どれどれ・・・
「2.どんな呪いをかけたいのか思い浮かべます」
考え付く全ての苦痛を与え続けてやる。よし、次だ。
「3.最後に目を開けます」
解説
手順3の「最後に目を開けます」と書いてあるのが重要。語り手は1を実行した後すぐに目を開けて真書を読んでいる。この時点で手順を間違えている為、呪いは語り手にそのまま返ってくる。
④⑦駅での出来事最近残業続きで寝不足気味だった俺は、ある日気付くとホームで寝転がってしまっていた。まわりにいる人たちが迷惑そうな顔で俺を見下している。中には罵声を浴びせてくるやつもいた。だが俺は、猛烈な睡魔に勝てずに寝続けていた。そんななかで一番失礼な態度だったのは、何とも駅員の野郎だった。めんどくさそうに声を荒げて野次馬を追い払うと、俺の顔をひっぱたきこう言いやがった。「おい!生きてんのか?何か喋れ。名前は?」むかついた俺は目を閉じ寝たふりして無視してやった。するとどうだ、こいつは俺の髪の毛をつかんで無理矢理引き起こしやがったんだ。つい口をついて「痛えな髪引っ張るじゃねえよ」とつぶやいたが、駅員は無造作に俺の頭をバケツみたいなものにつっこみやがったんだ。中には何か硬いものが入っていて、目のうえを少し切っちまった。これにはさすがに俺もキレた。文句付けてやろうと何があたったのかよく見てみると、それは見慣れた俺の腕時計だった。
解説
語り手はホームに落ちて電車にひかれバラバラになってしまった。朝から飛び込み自殺あったら周囲の人は迷惑そうな顔するかもしれない。『俺の顔をひっぱたき』というのはその後のセリフからもわかるように生存確認と思われる。
④⑧ゆでたまご
「おじいちゃんの好きな食べ物はなんですか?」「ゆでたまごです」「じゃあゆでたまご以外で好きな食べ物はなんですか?」「ゆでたまごです」
解説
ゆで卵と茹でた孫。おじいちゃんは人食い。
④⑨シャワー
私がお風呂でシャワーを浴びているときリビングの方から一つの悲鳴が聞こえた。私はすぐに風呂から上がり、素っ裸でリビングに向かう。
するとそこには、覆面を被った男と体から血を流した父と母と妹の死体が床に横たわっていた。覆面の男は私を見た途端、すぐさま窓から逃げ出し私は顔を真っ青に染めながらその場に座り込んだ。
解説
悲鳴をあげたのは覆面を被った男。男は強盗だったが殺人現場に遭遇してしまい思わず声をあげてしまった。シャワーを浴びていた理由は、殺人犯が私であり家族を殺した際に浴びた返り血を洗い流す為。私は素っ裸で武器を持っていなかった為、真実を知った男を殺せずに逃がしてしまったことで通報されて逮捕されると思い、顔を真っ青にして座り込んでしまった。
⑤0 5歳になる娘 ある夫婦に5歳になる娘がいた。夏休みのある日、朝娘が起きてきたら変なことを言った[パパ、ママ、ウカヤヘテギン。パパ、ママ、ウカヤヘテギン。」そんなことが数日続き、流石に夫婦も気味が悪くなり霊媒師に見てもらおうと、娘の声を録音した。録音した次の日の朝、娘が起きてくると、「エニソヌレチキエザン。エニソヌレチキエザン。」と、いつもと違う言葉を言った。妻はその声も録音した。次の日、娘が急死した。葬儀も終わり、やっと落ち着いた夫婦は「このテープもあの娘の最期の形見になっちゃったわね。」と、テープを再生した。懐かしい娘の声がそこにはあった。もう一度、聴こうとした夫婦は急いで家から逃げ出した。
解説
ウカヤへテギンの部分とエニソヌレチキエザンの部分をローマ字に変える。ukayaheteginとenisonuretikiezanとなる。これを逆さから読むと「早く逃げて」と「なぜ生きてるの?死ね!」になる。もう1度聞こうとテープを巻き戻したら娘の警告が聞こえたのだろう。両親はそれで逃げ出した。
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⑤①お化け屋敷
夏休みって事で彼と遊園地のお化け屋敷に入った。とにかく私は怖がりで、中が真っ暗なだけでもうガクブル。彼の腕を肘ごと抱え込んで、目もつぶって俯きながら歩いた。 彼に胸が肘に当って気持ちいいwとか言われたけど、恐くて怒る気にもなれなかった。彼は「こんなん作りもんじゃんw」って言うんだけど、私はもうキャーキャー叫びまくり。目をつぶってて何も見えないから彼がたまに「うわっw」とか言うだけでビクビクしてしまった。最後の方なんて「もう少しだから頑張れw」なんて彼に背中をさすられながら半泣きで、何とか出口まで歩いた。外に出て彼の腕を放すと、くっきりと私の手形が付いててどんだけだよ自分wwwとあまりのへたれっぷりに笑ってしまった。
解説
彼女は彼の腕ごと抱え込んで目を俯きながら歩いていた。しかし彼女は彼に背中をさすられたと言っている。腕を抱え込まれたら手跡はつかないし、反対の腕で彼女の背中を触るのも不可能。向かい合って抱くようにしなければできない。では彼女は誰に背中をさすられ、彼は誰に手跡と付けられたのか。
⑤②箱
ある男の所に、見知らぬ紳士が箱を持ってやってきた。その箱にはボタンが付いていて、それ以外には何も仕掛けらしきものは見あたらなかった。その紳士は穏やかな口調で男に言った。
「あなたがこのボタンを押すと、どこか遠い場所で、あなたの知らない人が死にます。そのかわり、このボタンを押して頂けましたら、あなたに100万ドルを現金で差し上げましょう。」
そう言うと、紳士はボストンバックを開き、中に詰め込まれた札束を見せた。男が躊躇うと、紳士は3日後に箱を取りに来るから、それまでに決心して欲しいと言って去っていった。男は悩んだが、誰も知らない人間なのだからと、最後の日にボタンを押した。翌日、紳士が現れ、男に礼を言って100万ドルと引き替えに箱を回収した。紳士が会釈して去ろうとしたとき、男は紳士に尋ねた。
「本当に人が死んだのか?」すると紳士は答えた「はい。確かに昨晩、遠い場所で、あなたの知らない人が死にました」
男は良心が痛んだが、目の前の札束を見て自分を納得させた。
「もう一つ教えてくれ」「はい、何でございますか?」「その箱はどうするんだ?」すると紳士は微笑んで言った。「どこか遠い場所の、あなたの知らない人に届けます」
解説
箱のボタンを押すと見知らぬ人が死しに、ボタンを押した人物に100万ドルが与えられる。では紳士はどこからその100万ドルを持ってくるのか?殺される人物はランダムに選ばれたのではなく、既に決まっている。それは一手前にボタンを押した人物が殺され、与えたお金を回収し次にボタンを押した人物に与えられる。もし次の人がボタンを押さなくても、また3日後に別の人物に箱を届けられ、押されたら殺される。それを永遠に繰り返す無限ループ。
⑤③休みのコンビニ
目が覚めると夜だっためざましをかけるのを忘れていたらしいしかも故障したのか日時がずれていたこれだから安物は困るやたら腹が減っていたので冷蔵庫を開けたが何も食べるものが何もない昨日山ほど買い込んで来たはずなのに、うちの家族はどんだけ大食いなんだよ仕方ないから外に食べに行く事にした服を来てコンビニへ向かう途中で猫が血を吐いて死んでいた。こえーコンビニへ着くしかし鍵がかかっていて入れなかった今時コンビニが休みとかあるのか?首をひねりながら家に帰る結局何処の店も休みでそのまま家に帰った訳が分からん何かあったのだろうかテレビを付けようとしたがつかなかったああ、停電なのかだから店とか休みだったんだなそう思って仕方ないから寝ることにした腹が減ってなかなか寝れなかった停電うぜぇ
解説
これは2011年3月に日本であった本当の話。原発事故があった福島のある町での出来事。その町では原発が何個もあり、電気はそこでつくっている。しかし大規模な地震が発生し原発事故が発生。そこの住民は全員避難して町は空っぽの状態になっていた。昨日大量に買った食糧が全くないのは、家族が全部避難所に持っていったから。つまり語り手は家族に気づかれずに置いていかれた。早く町から逃げないと危ない。
⑤④遊園地
小学校に入る前の娘と遊園地に行った入り口には看板が貼ってあって、楽しんでねと書かれていたまだ字が読めるようになったばかりの娘が、まじまじとその看板をみていて微笑ましかったジェットコースター、観覧車、コーヒーカップ、と色んな乗り物に乗ったが、しかしどうにも娘はそわそわして楽しんでいる様子がない俺はせっかく遊園地に来たんだから入り口に書いてあるようにしないと駄目だぞ、と言うとやたら暗い顔になるまだ遊園地は早かったのかもしれない仕方ないから帰ることにしたそして娘はその日自殺した俺は今でも自分を許せない
解説
娘はまだ小学校に入る前で、字を覚えたばかり。語り手である俺は入り口の看板のようにしないとダメだと娘に言ってしまう。幼稚園や保育園では普通、ひらがなやカタカナは教えても漢字を教えることはまずない。なので娘はまだ漢字を読むことができず、ひらがなだけ読んでいた。楽しんでね⇒しんでね⇒死んでね、となる。
⑤⑤ラグビー
ある男の子は五体不満足でした。両手両足のない先天性の病気を持っていて、学校に行くことも出来ないだろうと医師には言われていました。それでも両親は、本人の意思を尊重したいと言うことで、普通の小学校に入れることにしました。そしてある日、泥だらけでその子は帰ってきました。何をしていたのかを聞くと、ラグビーをしていたと笑顔で答えました。「そんなに楽しかったんだ・・・。」と、両親はホッとしました。
解説
両手両足が無い状態ではラグビーはできない。彼自身をボールにされて、いじめられていた。「ラグビーしようぜ!お前ボールな!」
⑤⑥強盗
ある夫の妻が家で強盗にあったそうです。たまたま手に持っていた包丁で撃退したらしく、妻は何の変哲もありませんでした。妻を迎えに警察署に行き、事情を聞いてみると、
「インターホンが鳴ったから、あなたが帰ってきたと思って、急いで玄関を開けたら強盗だったの。」
夫は妻を抱きしめ、さぞかし怖かっただろうと思い、夫婦二人で家に帰宅しました。
解説
たまたま包丁を持っている時点でおかしい。 元々妻は夫を殺すつもりだったが、たまたま相手が強盗だった。夫の命が危ない。
⑤⑦片づけ
近所では有名なあるお姉さんが居ました。その人には妹もいて、妹と二人暮らしをしていました。近所でもきれい好きだと評判で、片づけはとても上手な女性でした。ある日、お姉さんは妹に言いました。
「少しはあんたも部屋片づけなさいよね。」
妹は若干ムッとはしましたが、渋々部屋を片づける事に。そして数時間掛けて部屋を片づけ、部屋は見違えるほど綺麗になりました。そこに、お姉さんは大きなゴミ袋を持って帰ってきました。お姉さんは妹を褒めました。
解説
綺麗好きという点に注目。綺麗じゃないと気が済まないので、姉から見たら妹も汚く邪魔だった。妹を殺して捨てるために大きなゴミ袋を持っていた。
⑤⑧元気な子ども
すっかり腰の曲がってしまった老人が杖をついて歩いていると、突然小さな子供がうなりながら体当たりしてきた。何度も体当たりしてきた。
「・・・すいません。 この子人懐っこくて、誰にでもジャレてしまうんです。」「いやいや、子どもは元気なのが1番ですからねぇ、ほほほ」
男はかるく子供を叱り付けて、再度謝った後に去って行った。その後、警察が老人の家を尋ねて、その日から老人は気が狂ってしまった。
解説
後ろで手を縛られて、口を塞がれた状態で子どもが逃げてきた。体当たり=老人に助けを求めていた。うなりながら=口を何かで塞がれている。腰がまがったおばあちゃんには子どもがどういう姿だったのか完璧に見えていなかった。
⑤⑨山と海
昨日は山へ足を運んだ。今日は海へ足を運んだ。明日はどこへ行こう。私は頭を抱えた。
解説
遺体の証拠隠滅の現場の話。山に片足を運んで埋めた。海へ片足を運んで埋めた。今は頭を腕に抱えている。
⑥0不幸な少年
不幸な身の上の少年はある日、孤児院の先生に尋ねた。
少年「先生。どうして僕にはパパとママがいないの?」先生「あなたのご両親はね。あなたが小さい頃、黒人の強盗に殺されてしまったのよ」少年「どうして僕は歩けないの?目が見えないの?」先生「その強盗にひどいことをされたからよ」
少年は黒人を恨んだ。全ての黒人を憎んだ。無理だと分かってはいたけれど、いつか犯人を探してぶち殺してやろうと思っていた。ある日先生がいった。
先生「喜びなさい!あなたの足と目は手術で治るのよ!」
少年はまず足の手術を受けた。そして目の手術をした翌日、少年は治ったばかりの足で電車の前に飛込んだ。
解説
全ての黒人をぶち殺してやる。⇒目が治り、鑑と見る。⇒少年は愕然とした。⇒そこには黒い肌をした自分の姿があった⇒少年は黒人だった。⇒飛び込み自殺の流れ。
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⑥①20世紀最後の年
3月26日(日)20世紀最後の年。念願の就職も決まり、今日から日記をつけることにする。ようやく真人間となれたものの、真人間とは何をするものかと、貧弱な頭を捻った結論が日記である。長年、親の脛に寄生してきた代償は思った以上に大きい。 4月1日(土)本日より仕事である。誰しも一度は耳にしたことがある電器メーカーが、私の職場となる。先日まで地の底を見上げていた、私のような人間が必要とされる。これほどまでに胸が高まるのは何時以来だろうか。初日で土曜日ということもあり、簡単な説明で退勤となる。 4月3日(月)最初に与えられた仕事は、冷蔵庫の扉の耐久テストだ。冷蔵庫の扉が、何回の開閉までなら正常に使用できるかを評価するらしい。作業は至極単純で、一定の力加減で扉を開閉し、開閉した回数を数えるのだ。学の無い私でも最先端の技術に貢献できることを、とても誇りに思う。今日は2万5千回の開閉で退勤。 4月10日(月)耐久テストを開始して1週間が経つ。扉は壊れるどころか、正常そのものである。これほどまでに頑丈な扉を作る技術があるとは、本当に素晴らしい会社だ。私の境遇がいかに恵まれているか、改めて痛感する。 4月25日(火)この世に生を受け幾年月、初めて自分の力で金を稼いだ。会社の好意で、商品の冷蔵庫を安く譲ってもえることとなる。早速家へと帰り、感謝の気持を込め冷蔵庫を母親へ贈った。これの新型の開発に携わっていることを話すと、涙して喜んでくれた。初めての給金と、初めての親孝行、なんと素晴らしい日であろうか。 5月12日(金)真に頑丈な扉である。100万回の開閉にも、歪み1つ見せない。最近、扉を開閉する音が耳に残り、なかなか寝付けない。 6月19日(月)夜中に目が覚める。腕が、扉を開閉する動きを繰り返していた。 7月15日(土)どこまでが腕で、どこからが扉なのか、時々判らなくなる。 8月30日(水)突然、冷蔵庫の中に蝶が紛れ込んできた。開閉作業を中断し、蝶を探すが見つけられず。 9月3日(日)冷蔵庫を開けると、妖精と目が合う。なるほど、蝶も幻覚だったのだ。 9月28日(木)冷蔵庫の妖精が、日に日に醜くなる。その形相は、まるで鬼のようだ。 10月16日(金)夢の中でも扉を開閉している。夢と現実の区別がつかない。 11月22日(水)仕事中、気が付くと1週間が過ぎていた。 12月31日(水)今年も終わり。それにしても頑丈な扉である。
解説
10月から12月が20世紀最後の年ではない、かなり未来の話。2000年以降、最初に10月16日(金)があるのは2009年。2009年以降、最初に11月22日(水)があるのは2017年。2017年以降、最初に12月31日(水)があるのは2025年。語り手は単純な反復作業により精神と時間感覚が徐々におかしくなっていってる。
⑥②妹との想い出
・12/15さて、何を書くものか。誰かに見せるわけでもないが、何となく最初は自己紹介。両親を墜落事故で亡くした俺は去年から妹と二人暮らし…だったのだが、その妹は今年の春から留学中。帰ってくるのは3月だ。というわけで今年の冬は一人で生活。暇だから日記でも書いてみる。ちなみにこれは妹が去年のクリスマスにくれたノート。ツリーの絵が描いてある。ん…意外と書くこと無いな。今日はもう寝ることにする。妹、おやすみ。 ・12/16ペンは持ってみたものの書くことが無い。妹との思い出を書こうとしても、なかなか手が動かない。本当に俺って妹がいないと何もできないんだな。妹に会いたい。 ・12/17今日は友達に合コンに誘われた。なんでもクリスマスに合コンをやるらしい。妹に言ったら怒るだろうか? ・12/18ふと俺を叱る妹の顔が頭に浮かんだ。「もう、お兄ちゃんったら!しっかりしてよね!」ってまた言って欲しい。絶対に言ってくれないけど。 ・12/19妹から電話が来た。合コンのことを話したら「別に…いいんじゃない?勝手にすれば?」って言われた。気にしてるのかな。かわいいやつだ。もちろんおれは行かないぜ。妹に会いたい。 ・12/20妹に去年のクリスマスにあげたプレゼント。今は俺が大事に使ってます。そういえば今年は妹にプレゼント買わないからお金が結構あまってるな。はぁ…妹に会いたい。 ・12/21妹に会いたい。正月には帰って来ないらしいから会うのは3ヶ月以上先か。お金たまったしアメリカ行きてぇなぁ~。 ・12/22妹に会いたい。妹に会いたい。妹に会いたい。妹に会いたい。妹に会いたい。 ・12/23妹から電話が来た!!!送り主不明の人からクリスマスプレゼントが届いたって驚いてた(笑)サプライズとかお兄ちゃんさすが。 ・12/24決めた!おにいちゃん妹のところに行きます!俺、妹がいないと無理だ。ということでこれが最後の日記です。それでは! ・12/25メリークリスマス!妹から電話が来た。クリスマスパーティをやったんだそうだ。そして妹は急遽、日本に帰宅するらしい。あやうく俺がアメリカに行くところだった。妹はお年玉がそんなに欲しいのか?(笑)それとも俺に会いたくなったか?かわいいやつだ。お年玉たくさん用意して待ってるからな。 ・12/27…信じられないことがおきた。日本に向かう飛行機が墜落したそうだ。死体が握り締めていた俺からのプレゼントの財布の中身で身元が判明したらしい。一日おきに書いてきた日記も今日で最後にする。ページはまだ残っているから悲しみから立ち直ることができたら、来年の12月に妹との想い出でもつづろうと思います。
解説
日記内の奇数日が妹が死んだ年の日記。偶数日がその1年後の日記。
⑥③無人島
「一年前、うちの大学の生徒が無人島で7人全員死んだって事件あったよな?」「あぁ、あったな。それがどうした?」「実は、その事件の模様を映したビデオがここにあるんだよな~♪」「マジで?!」「えぇ~うっそー」「怪しい」「・・・ホントに?」みんなそれぞれ勝手なことを言っている。。。「まぁ、とりあえず観てみようぜ~」 ビデオが再生されると初めは普通の旅行のようだったが、その夜に一人の死体がみつかるとそこからはパニック映画のようだった。みんな震え、怯えている。そこから次々と死体で発見されていき、結局はカメラマンと一人の少女が残った。 少女は言う。「あなたが犯人なんでしょう?!私が犯人なわけないもん!それに、こんな状況でビデオ撮ってるなんておかしいわよ!」「違うおれじゃない!これは警察に証拠として、渡すために・・・」 少女は最後まで話をを聞かずに外に飛び出していった。それをすぐ追いかけるカメラの男。そこで、急に画面が黒くなり次には無残な少女の死体と首吊り自殺をしたと思われるカメラの男が映っていた。 そこでビデオは終わった。
解説
カメラの男含む7人全員死亡した…となると終盤でカメラを操作したのは誰なのか?そして最初に言った人はどうやって無人島の7人全滅のビデオを入手出来たのか?つまり無人島には7人以外の誰かがいた。
⑥④廃墟
俺が小学生の頃の話。俺が住んでいた町に廃墟があった。2階建てのアパートみたいな建物で、壁がコンクリートでできていた。ガラスがほとんど割れていて、壁も汚れてボロボロだったから、地元の人間でも、あまりこの場所に近づくことはなかったらしい。ある日俺は、友人と肝試しをすることになって、この廃墟に行くことにした。まだ昼ぐらいだったから、建物の2階まで上がって建物を探索した。そしたら並んでいる扉のひとつに、文字が書いてあるものがあった。友人と近づいて確認してみると、扉の前に 「わたしは このさきの へやに いるよ」 と書いてあった。俺と友人は扉を開けて中に入り、先に進むことにした。お気に入り詳細を見る歩いて行くと分かれ道に突き当たって 、壁に 「わたしは ひだりに いるよ」 と書いてあった。少し怖くなったけれど、俺と友人はそのまま左に進むことにした。すると両側に部屋があるところに突き当たって、壁に 「あたまは ひだり からだは みぎ」 と書いてあった。友人はこれを見た瞬間に、半狂乱になって逃げだした。でも俺はその場所にとどまって、勇気を出して右の部屋に行くことにした。部屋に入り進んでいくと、突き当たりの壁に 「わたしの からだは このしたにいるよ」 と書いてあった。下を見ると 「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」 俺は急いで、その部屋の窓から飛び降りて逃げた。それからはもう、その場所には近づいていない。
解説
「わたしは このさきの へやに いるよ」「わたしは ひだり に いるよ」「あたまは ひだり からだは みぎ」「わたしの からだは このしたにいるよ」は全て『書いてあった』。しかし「ひだりの へやから わたしの あたまが きてるよ うしろ みないでね」これには『書いてあった』が無かった。だとすれば…
⑥⑤女子会
女子高時代からの私の親友が、明日、日本を発つ。仕事で海外(初めて聞いた国名で忘れた)に転勤することになったためだ。今日は彼女のために友人が数人集まって送別のために女子会を開いた。(アラサーでも女子で良いよね?) 「10年は日本に帰れない」「現地スタッフは片言の日本語しか話せない」「行くのが心細い。誰かに変わってほしい」 明るくて、弱音を吐くタイプじゃなかったので、相当まいっているんだと思った。お酒が入っていたせいもあっただろうけど、親友は最後まで暗いままで弱音を吐きまくっていた。 女子会の最後に「独りじゃ心細いから付いてきてほしい」と言われた私は、明日は空港まで見送りに行く予定。(元々、そのつもりだったけどね)ラインで親友に「お休み」とメッセージを入れて、返信を待っている…zzz 「何でこんな日に寝坊するのよ、私…」S駅へ向かう電車の中で何度も独り言を繰り返す。空港へ向かう特急に一緒に乗るため、親友とはS駅の1番線で合流することになっていた。 ラインで親友からは「先にいくね」とだけ連絡が入っていた。飛行機の出発は間に合うのでとにかく空港にはいくつもりだけどさっきから親友にいくら連絡しても繋がらないので気持ちばかりが焦る。 そんな時に車内アナウンス。「S駅で人身事故が起き、電車のダイヤが大幅に遅れています」とのこと。「最悪だ…」 結局、電車の中で飛行機の出発時間を迎えることになった私。S駅の2駅前で止まったままの電車の中で、やることもないので人身事故関連のツイートを眺めていると私と親友の共通の友人のツイートに目が止まる。 事故の瞬間を偶然に目撃したらしい。ツイートに目を通して、全身から血の気が引いていくのを感じる。『事故で亡くなったのは○○(親友の名前)と30歳くらいの女性。女性は○○の手を引っ張ってホームに引き戻そうとして事故に巻き込まれたように見えた』
解説
親友は「(あの世に行くのは)独りじゃ心細いから付いてきてほしい」「(あの世に)先にいくね」という意図であのような事を言った。寝坊しなかったら私が道連れにされてた。
⑥⑥出会い系サイト
暇つぶしに出会い系を見ていたら、中学時代の友人だったSという子のプロフを見つけた。HN、趣味などはテキトーだったが、写メを見た瞬間Sだとわかった。△△市(私の地元)在住とあるので、間違いない。 これは連絡をとらなくてはと思い、すぐに貼られていた捨てアドにメールをしました。私『Sだよね?覚えてるかな、中学で一緒だった○○だよ』すると、すぐに返事があった。S『○○ちゃん?うわー懐かしい!』私『あの掲示板で見つけてびっくりしたよ!変わってないね~やっぱり可愛いなぁ。今はどうしてるの?』S『学校に通ってるよ』私『あっ、じゃあもしかして□□大学?家近かったよね!』S『そうだよ!』私『すごい!!中学から成績優秀だったもんね~』S『そんなことないよ。しかも最近、裏の道路が工事中で勉強に集中できないんだ』私『裏の道路って□□通り?』S『そうそう!なんか新しい店つくるみたい』私『そうなんだぁ。コンビニの隣ってずっと空き地だったもんねぇ』S『うん。○○ちゃん、よく覚えてるね』私『だってSの家はしょっちゅう遊びに行ってたじゃん!中学近かったし、隣の公園でサボってアイス食べるのとか最高だったよね(笑)』 次に来たメールを見た時、私は背筋が凍った。 S『特定した。ありがとう』
解説
「私」がメールしてたのはSではなく、Sの個人情報知りたくてSの写真使ってた別人。
⑥⑦放送事故
深夜、テレビの放送が終わると、砂嵐と呼ばれるザーッという放送になる。 これは実話なんだが、あるとき地方テレビ局の中の人が、夜勤のとき砂嵐の時間帯に、暇だから見て楽しもうと思ったアダルトビデオを、うっかり公共の電波に流してしまったことがあった。 もちろん、すぐに数十件の抗議電話が殺到した。
解説
砂嵐になったら普通は別の局に切り替えるか消すかする。しかし苦情が来たという事はその砂嵐を見ていた視聴者がいた、それもすぐに数十件…余談だが地デジになった現在では砂嵐は見る事は出来ない。
⑥⑧新聞配達
アルバイトで嫌な体験をした話。 5年前まで毎日、新聞配達をしていた。担当のアパートに、ずっと新聞を届けていた老人の部屋があったんだけど、ちょうど梅雨明けの頃に変な臭いがして大家に連絡したんだ。 周りには迷惑な話だが、老人が孤独死していた。死後二週間は経っていたらしい。 毎日新聞をポストに投函してた間、 老人は一人で腐っていたのか……と思ってその時はぞっとしたよ。警察にその時の状況とか、同じこと何度も聞かれて参ったわ。
解説
老人の死後から死体発見まで新聞を取り込んでた人物がいた。
⑥⑨事故現場の人だかり
男は帰る途中、事故に遭遇してしまった。 軽自動車がワゴン車に衝突していたようで、彼が見つけた時にはすでに人だかりができていた。場所としてはごく普通の山道のカーブ。 急カーブというわけではないが何故かここでは良く死亡事故が起こる。人通りがほとんどないからスピードを出しすぎてしまうのだろうか?彼がここで事故を見たのは3回目だった。 一回目は乗用車が道路脇の木にぶつかり二回目はトラック同士の衝突だった。そんなことを考えてると軽自動車の中から女性の声が聞こえた。 「そこに誰かいるんですか?救急車を呼んでください!」 その声を聞いて慌てて救急車と警察を呼ぶ。10分もしないうちに救急車が来てワゴン車に乗っていた男性と軽自動車の女性が搬送されて行った。彼はそこにいた若い警察官に事情を話して帰宅した。 帰宅してテレビをつけると先ほどのニュースが流れていた。 「ワゴン車の男性は即死、軽自動車の女性は病院に搬送されたが3時間後に出血死」 これを聞いて、ああ、あの人死んでしまったんだなと感傷的になった。 後日、再度警察に事情を聞かれることがありその時に担当の若い警察官に「まぁもう少しあなたの発見が早ければ助かったかもしれません、なぁにあなたが気に病むことではありません」と言われた。そんなことを言われても落ち込むものは落ち込む。 その帰り道、またあの山道で人だかりができているのが見えた。
解説
彼が見つけた時にはすでに人だかりができていた。若い警察官「まぁもう少しあなたの発見が早ければ助かったかもしれません」ではあの人だかりは一体?
⑦0年齢
あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。 「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」男が私に話しかけてきた。「そうですが、どうしてわかったんですか」私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。 「あなたの年齢は45歳ですか?」「そうですけど……」「あなたは62歳ですね?」「どうしてわかったんだ?」そんなやり取りを繰り返していく。どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。 次の停車駅までは、まだ15分以上ある。私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。「あなたは50歳ですね?」「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
解説
男は年齢を当てていたのではなく、死ぬ年齢を当てていた。という事はこの特急電車は5分以内で…
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複数の解釈がある怖い話
通常のコピペには正しい答えがあるが、中には「ナポリタン」と呼ばれる答えとなる解釈が複数ある話がある。ここでは複数の答えがある意味が分かると怖い話を書き出していくコーナーになります。問題の回答を知りたい場合は解釈の空白部分をドラックすると文章が炙り出てくる、かも?
①ナポリタン
ある日、私は森に迷ってしまった。 夜になりお腹も減ってきた。 そんな中、一軒のお店を見つけた。 「ここはとあるレストラン」 変な名前の店だ。 私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。 数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。 ……なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。 私は苦情を言った。 店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」 数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。 私は店をでる。 しばらくして、私は気づいてしまった…… ここはとあるレストラン…… 人気メニューは……ナポリタン……
解釈①
店の前にThis is a restaurantfamous for neapolitan.と書かれてあった。 This is a restaurant (ここは とあるレストラン) famous for neapolitan (ナポリタンが人気です)だと思った。 だが本当はThis is a restaurant famous for neapolitan (ここは不潔で有名な店だよ)だった。 それを店を出てから気がついたというアメリカンジョーク。 napolitanは汚いというスラングがある。
解釈②
ナポリタンはアメリカではナポリタンアイスクリーム、ナポリタンピザ、 ナポリ風トマトソースの俗称として使われる。 ナポリタンアイスはストロベリー・バニラ・チョコレートの三色アイス。 これが「血・大便・精液」の色に似ていることから ナポリタンアイス=汚物入りの食い物というスラングがうまれた。 This is a restaurant famous for neapolitan. 「ここは汚物入りのようなひどい飯を出すレストランだ」という意味。
解釈③
Neapolitanといえば、ストロベリー・バニラ・チョコレートの三色アイスクリーム。 そこからスラングとして「パートナーの鼻を殴って血を出させ、 顔に精子をブッカけ、大便をのせる」というプレイを指すこともある。 レストランで最初に出てきたのはこれ。数分後に出てきたのはアイスクリーム。 また、ナポリ病(Neapolitan disease)といえば梅毒。 最後にこれをもらったことに気付いた。
解釈④
「とあるレストラン」の「とある」を「屠ある」として考える。 「屠」は広辞苑によると「家畜を殺して肉を取ること」という意味。 そして「ナポリタン」ですが、トマトソースがかかっている。 ここで気付いてしまう。 トマトソースの色は赤、家畜を殺したときに出る血も赤・・・。 赤いものという共通項で「とあるレストラン」と「ナポリタン」とが結びついてしまった。
解釈⑤
ナポリタン→ナポリ市民、ナポリ人のこと。 しょっぱいナポリタンは人肉だった。 人肉を食べさせる森の中のレストラン。 道に迷った私も危ない。
②サンタさんがこない
ある昼下がり。 小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。 「お母さん!どこにいるの?」 叫ぶ少女。だが答えは無い。 そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。 「ここね!ここにいるのね!」 そう言って少女は扉を開けた。 だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。 何も無い家の中心にポツリと置かれている。 少女はそっと手に取り、読み始めた。
5月16日 明日は楽しい楽しいクリスマス。 プレゼントがいっぱい。とっても楽しみ。
5月17日 サンタさんがこない。 サンタさんがこない。 サンタさんがこない。
5月18日 昨日はとっても楽しかった。 サンタさんにいっぱいプレゼントもらっちゃった。 でもおかしいなぁ。そのプレゼントどこに置いたんだろう?
9月33日 時計の針がね、ゆっくりゆっくり私に近づいてくるの。
12月65日 今日ね、お外に出てみたの。 そしたら人がいっぱいいたんだよ。 いっぱいいっぱいいたんだよ。 でもみんな変な色だった。 なんでかな?
少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。 そう。少女は、気付いてしまったのだ…。
解釈①
女の子→卵子。 前に日記を書いた子→前に堕胎された受精卵。 部屋→子宮。 サンタさん→性行為。 プレゼント→精子。 時計の針→堕胎の器具。 変な色→堕胎されたから視界がおかしい。 卵子は、前に堕胎された子の日記を読んで、 「自分も卵子で、妊娠しても母親に堕胎されるのだ」ということに気付いた。
解釈②
日記を書いた子→生まれる前の女の子。 部屋→子宮。 サンタさん→性行為。 プレゼント→精子。 外に出てみた→出生。 変な色→出産で母親が死んだのでみんなが喪服を着ている。 女の子は「母は自分を産んで死んだのだ」と気付いた。
解釈③
少女が気付いてしまったもの、とは 「人の家に勝手に上がりこんで日記を読んでる場合じゃない! お母さんを探さないと!」 ※無限ループEND。
③サンタさんがこない(ヒント付き問題)
ちょっと長いお話。 ある昼下がり。 小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。 「お母さん!どこにいるの?」 叫ぶ少女。だが答えは無い。 そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。 「ここね!ここにいるのね!」 そう言って少女は扉を開けた。 だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。 何も無い家の中心にポツリと置かれている。 少女はそっと手に取り、読み始めた。
『私の娘へ。 あなたがこの日記を読んでいる時、 私はもうおそらくこの世にはいないでしょう。 私の顔を全く憶えていないあなたに、 この日記を贈ります。
生まれてすぐに、あなたは あなたのお父さんの手により、私のもとから離れました。 私はユダヤ人ですが、お父さんはそうではありませんでした。 だから私のもとにいると、生まれたばかりのあなたまでもが ゲシュタポに逮捕されてしまう可能性があったからです。 (サンタの正体・プレゼントがない理由)
私はいずれ、ナチスの強制収容所に入れられてしまうでしょう。 幾日かをそこで過ごした後に、 多くのユダヤ人の仲間たちと共に殺されてしまうはずです。 私はいつでも神を信じ、けっして希望は捨てません。 しかし、なぜ彼らはこのような非道な振る舞いをするのか、 私にはわかりません。 (近づく時計の針・変な色の人たち) (ローマ人への手紙9章33節)
この日記を読んだとき、 きっとあなたは強い悲しみに包まれていることでしょう。 でも、いつまでもその悲しみ捕らわれないでいてほしい。 いつか、必ず喜びはやって来ます。 (詩編126章5節)
いつも喜びを忘れないで。 絶えず祈りなさい。 すべての事について感謝しなさい。 決してナチスに屈せず、強い意志を持ち続けなさい。 あなたにはそのような人になってほしいと思います。 (テサロニケ5章16~18節・ヨブ記9章33~35節)
私は、いつでも神様と一緒に あなたを見守っています・・・』
少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。 そう。少女は、気付いてしまったのだ。
もう、この世にお母さんはいないということを・・・。
解釈①
存在しない日付→聖書の番号。 サンタさん→赤軍(または父)。 変な色の人→殺されて変色したユダヤ人。 時はナチスの時代の後。 私はユダヤ人とドイツ人の子。 当時ユダヤ人虐殺があって、母と一緒にいると私まで殺される。 私は赤軍(父)に預けられて無事。
④少女は道を歩いている
少女は道を歩いてる。 知らない道を歩いてる。 途中で出会ったおばさんにたずねた。 少女「ここは何処ですか?」 おばさん「私は少し寂しいねぇ。あの子はいつもやさしいのよ。」
少女は道を歩いてる。 夕暮れの道を歩いてる。 途中で出会った青年にたずねた。 少女「うちに帰りたいけど道がわからないの。」 青年「僕はあの子の月にしかなれないんだ。 まわりをクルクル回るだけで、決して近づく事は出来ないんだよ。」
少女は道を歩いてる。 まっすぐな道を歩いてる。 途中で出会ったおじいさんにたずねた。 少女「この先には何があるの?」 おじいさん「悲しみの形は人それぞれ。 あの子がそれに気付くといいけど。」
少女は道を歩いてる。 少女はこの道を知っている。 少女は涙を流してつぶやいた。 少女「そうだったんだ・・・」
共通解釈
惑星を擬人化しています。
少女→「彗星」 おばさん→「惑星」 青年→「衛星」 おじいさん→「恒星」 あの子→「地球」
解釈①
少女消滅説
おばさん(惑星)…寂しい(命のない惑星)、あの子はやさしい(命の惑星・地球を示唆) 青年(衛星)…地球の衛星である月。 おじいさん(恒星)…太陽。 悲しみの形は人それぞれ。あの子がそれに気付くといいけど。 いずれ消えてしまうことが悲しいと思うか。 孤独で生きづつける事が悲しいと思うか。 *太陽=限りある命(いつか燃え尽きる) *地球=永遠の命(燃え尽きない) 少女(彗星) この道を知っている→前に一度通っている(ハレー彗星のような周期彗星) 涙を流してつぶやいた→自分はいずれ消える存在である、と気づく。 ※彗星は主に氷と塵で出来ているので太陽の側を通ると融ける→涙を流す 消滅してしまう彗星もあるが、原因は太陽からの輻射熱によるもの。 太陽の側を通るたびに命を削ってる。
解釈②
地球衝突説
少女…これから地球に衝突する彗星(彗星の長い尾=少女の長髪) あの子…地球 おばさん…惑星(惑星の中で唯一の女性神である金星) 「私は少し寂しいねぇ。あの子はいつも優しいのよ」は、地球がなくなるともう直線状に並べなくなるから悲しい。 (地球では、金星=Venusは美の象徴) 青年…地球の衛星である月(惑星に比べて出来たのが比較的新しいから青年) 「僕はあの子の月にしかなれないんだ。まわりをクルクル回るだけで、決して近づく事は出来ないんだよ」 月は地球の周りを回るだけで近づけないので、これから地球に衝突する少女を羨ましく思っている。 おじいさん…恒星→太陽 「悲しみの形は人それぞれ。あの子がそれに気付くといいけど」 星の消滅の仕方は様々。 地球が自分の最期(彗星衝突)に気づくかどうかを、おじいさんは考えている。 そして最後に少女(彗星)は 自分がこれから地球に衝突することを知って「そうだったんだ」と涙を流す。
⑤新築のマンション
仕事から帰り、風呂上がりのビールを飲んでいるとき、今日も上の階の子供達が騒いでいる。 引っ越してきてから毎日だ…。 下の階にも聞こえる声と足音は尋常じゃない。 親はどういうしつけをしているんだ。 何度も注意しに行こうとしたが、妻がその度に私をとめる
「いつか私達に子供ができたら、きっと元気一杯よ。 世の中お互い様だわ。」と先月結婚したばかりの妻。 彼女は大学時代から付き合いはじめ、8年目でゴールイン。 いつも人のことを気づかい、とても優しい自慢の妻だ。 かく言う私も最近昇進が決まった。 それらを機に買ったこのマンション。 妻がどうしてもここが良いと言うのだ。 新築で広さは4LDKで最上階。 見晴らしも良く、子供が生まれても十分だ。
実はこのマンション、3年前の建築開始当初から私も目をつけていた。 どうせ住むなら特快の停まる駅徒歩3分のうえ、周りには公園やショッピングモールがある。 建築会社が願掛けを重視するのか、何度も神主さんを呼んでお祓いの儀式みたいな事をしているのを見たことがある。 それだけしっかりした建築会社なら安心だ。
偶然のごとくこのマンションの情報を彼女に見せた時のあの嬉しそうな顔…。 彼女がこんなにも喜ぶとは思わなかった。 上の階の住人の件以外平和に暮らせている今、このマンションにとても感謝している。
解釈①
最上階なのに上の階で子供達が騒いでる→最上階の上には部屋が無い=幽霊が騒いでいる。神主を呼んでお祓の儀式…工事中に何かの事故があった。
解釈②
語り手と奥さんが幻聴が聞こえる病気。
解釈③
最上階に拉致し放置した子供を隠している。
解釈④
工事中の事故…土地そのものに“何か”ある。 妻がどうしてもここが良いと言う…マンションが建つ前のこの土地に愛着がある。 付き合って8年…結婚前に彼の子供を妊娠し、産み、処分に困ってこの土地に埋めた。 水子(堕胎した)なら、この土地に執着する理由がないので産んだ。
⑥ものしり
俺はものしりだ。 今日は学校で友達に○○という人物を知ってるか聞いてみた
「は?誰?」
やはり難しかったかな 先生にも聞いてみた
「ん?誰だね?」
学校が終わり彼女にも聞いてみた
「いやいや、誰だし」
やはり難しすぎたのかな? でも俺の尊敬する両親なら知ってるかも 家に帰って聞いてみた
「あの・・・誰ですか?」
なんだ、誰も知らないみたい
解釈①
自分は相手を知っているのに相手は自分のことを知らない。
解釈②
俺は記憶障害を持っていて、知らない人を知っている人であるかのように思い込んでしまう。
※怖い話は気が向いたら追加していく予定。
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