ニュース 坂本九さんとの思い出を残した50年超ワンオーナー&走行距離3万km台のメルセデス・ベンツの“今”に迫る! 柏木由紀子さんの意外な愛車遍歴とは?

1970年のメルセデス・ベンツ280SLのドライバーズ・シートに座る柏木さん。

ニュース 坂本九さんとの思い出を残した50年超ワンオーナー&走行距離3万km台のメルセデス・ベンツの“今”に迫る! 柏木由紀子さんの意外な愛車遍歴とは?

気になる人の愛車に隠された知られざるエピソードとは? 第4回の後編では、柏木由紀子さんの愛車ヒストリーと、筆者が見た1970年のメルセデス・ベンツ280SLに迫る。【写真を見る】柏木由紀子さんが大切にするメルセデス・ベンツ280SLの詳細(26枚)

オリジナル・ビートルを乗り継ぐ

前編では坂本九さんと柏木由紀子さんが婚約記念に購入したメルセデス・ベンツ「280SL」についてのエピソードを綴った。実は柏木由紀子さんも、18歳で免許を取得してからいまに至るまで、さまざまなクルマを乗り継いできた。今でも自身でハンドルを握り、買い物などへ行くという。最初に購入したのは、デザインが大好きだったフォルクスワーゲンの初代「ビートル」だ。「ボディカラーはグリーンでしたが、途中、“ある出来事”があって塗り替えました」自由が丘付近で運転していたとき、見知らぬ人が突然乗り込んできたのだ。そのときの恐怖体験から、すぐにボディカラーを真っ赤に塗り替えたそうだ。最初のビートルの数年後、乗り換えた次のクルマもビートルだった。「2台目のビートルは子供がうまれるときに購入しました。男の子だったら“新車”を、女の子だったら“中古”をプレゼントしよう、と、主人が決めていました」女の子だったので、目黒通りにあったショップから中古を購入することになった。2台目のビートルは、子どもたちの送迎や日々の買い物にと活躍。雪が降る日も運転していたそうだ。ご自宅には、ビートルと家族4人が映る写真が飾られていた。「気に入っていたものの、雨漏りがひどくなってきたため手放しました。雨の日に子どもたちを駅まで送ったりすると、床に雨水が溜まってしまうほどになってしまったんです」ビートルの次は、BMWを購入した。「当時、BMWがいいなぁと思っていたのと、たまたま広島で知り合った人がBMWの関係者だったのも縁でした」と、柏木さん。柏木さんは、1986年からテレビ新広島の『クイズクロス5』の司会を担当することになり、広島に通っていた。坂本さんが1983年から司会を務めていたクイズ番組だ。「購入したのは紺の『525i』でした。5シリーズを選んだのは、知り合いのオススメだったからです。はじめて乗ったときは『これがクルマかぁ』と、感心したのを覚えています。ビートルと違ってクーラーも効きましたからね」525iの次は「735i」を購入。BMWのフラグシップセダンだ。ビートルに比べ、ボディサイズはかなり大きい。「BMWに乗っていたときは、主人の運転手さんが我が家にいらっしゃったんです。なので、私が仕事のときは、運転手さんにBMWの運転をお願いしていました」

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