ニュース 堺正章さんも愛車マセラティで参加! コロナ禍でも負けないクルマ好きたちの輪

2年ぶりの開催となった「マセラティディ」に、堺正章氏もA6GCSで参加した。

ニュース 堺正章さんも愛車マセラティで参加! コロナ禍でも負けないクルマ好きたちの輪

新型コロナウイルスに負けるな! マセラティのファンミーティング「マセラティディ」が2年ぶりの開催。コロナ禍の影響でクルマ好きたちのライフワークはどう変わった? カー・ヒストリアンの越湖信一氏がレポートする。【写真で解説】スーパーカー世代には懐かしい? マセラティ・ボーラが生誕50周年!

自動車イベント、徐々に復活中!?

 コロナ禍のもと、スーパーカー界にも大きな変化が見られた。ひとつは、最新のハイパフォーマンスカーやクラシックカー市場が活況を呈しているということだ。「納車が遅れているということもあり、在庫車がどんどん無くなっていきました。うれしいことでもありますが、大きな数量をさばかなければならないブランドは品不足で厳しいでしょう」と某カーディーラーのマネージャーは語る。デリバリーがスローダウンし、物が手に入れにくくなると皆が欲しがるというのは、コロナ禍の新たな局面だ。 さらに、人生の最終目標として“いつかはスーパーカーを手に入れたい“と考えていた人たちも、このコロナ禍に巻き込まれたことで考え方が変わってきた。いくら経済的に余裕が出来ても、クルマを運転することも厳しい健康状態になってしまったら元も子もない。だから無理してでも今のうちに、早いうちに手に入れようという気持ちになってしまう。そんな訳でスーパーカーのマーケットは大いに盛り上がり、販売、メインテナンス、カスタマイズといった多くの業種は大忙しなのだ。 一方で、これまで日を追うごとに増えていった各種自動車イベントは“3密“を避けるという観点で多くが中止となってしまった。クルマ趣味もただ一人で走っているだけではつまらないし、ネット上での活動だけでは行き詰まってしまう。 筆者が関与しているスーパーカーの集まりでも、ツーリングや食事会、泊まりがけのイベントなど2019年春以降、ほとんどが開催取りやめとなった。ただ走るだけならクルマは安全な場所かもしれないが、イベントにおいて人間同士の接触をゼロにすることは不可能だ。未知のウイルスに対して最大限の安全策をとるという点で、自動車イベントの自粛は避けられないものであったし、多くの方々が厳しい環境にある中、派手に見られがちな趣味活動は避けるべきだという考えももっともである。 しかし2020年になりウイルスの実態が少しずつ解ってくると、私たちの行動様式も変化してきたし、同時に経済活動を止めてはいけないという世論も大きくなってきた。このトレンドは昨年に何回かビジネスト訪問をしたヨーロッパでより明確であった。またこれまで幾多もの障害をものともせず続けられてきた長いイベントの歴史を止めてはならないという強い思い入れもそこにあった。多少のリスクや非難は覚悟の上という訳だ。 であるから、歴史的な公道ラリーのミッレミリアもイタリアで開催されたし、イギリスのグッドウッドにおけるイベントも大いに盛り上がった。そして日本でもつい先日、オートサロンが2年ぶりのリアル開催となった。

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最終更新:くるくら
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