ニュース 22年落ちフェラーリに乗らずともエンジンを掛ける理由とは?(連載:29歳、フェラーリを買う)

筆者が購入した360モデナは2000年製。

ニュース 22年落ちフェラーリに乗らずともエンジンを掛ける理由とは?(連載:29歳、フェラーリを買う)

『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは?今回は、2022年の“初乗り”が実現していないお話。【写真を見る】愛車の出庫まで15分を要するワケ

出庫に約15分

1月12日、2022年最初の“点火”式をおこなった。2000年製の360モデナは、燃料供給装置が電子制御だから、1発で始動した。そこからしばらくアイドリングの様子を観察した。とくに異常はない。ホッ。定期的にエンジンをかけるのは、可動部の固着を防ぐためだ。数カ月放置したらどうなるのか? 経験がないのでわからないけれど、各部にガタが発生するかもしれない。そうなると、修理費はいくらかかるのだろう……。エンジンを始動させるなら、ついでに運転すれば? と、思うかもしれないが、ボクの場合、そうもいかない。まずボディカバーを、そしてバッテリー・コンディショナー(バッテリーを保護するもの)を外す。そして安全に出庫するため、駐車場に停めているもう1台のクルマをいったん外に出さなくてはならない。360モデナを出したあと、外に出した1台を元の位置に戻す必要もある。路上駐車することになるからだ。これら一連の“作業”に要する時間は15分前後。たった15分と思うか、それとも15分も要するの!? と、思うのかは人それぞれ。少なくとも、今のボクにとって15分は長い。走り出したら、さらに時間が必要になる。ゆえに、エンジンを始動させることはできても、動かさずに終わってしまう。屋根付きのガレージがあれば、気軽に乗れるのかもしれない……。でも、自宅に屋根付きガレージがあるなんて、ボクにとっては夢のまた夢だ。それなら、適切な月極駐車場を探したら? というご意見もあるだろうが、それも難しい。コンセント付きの駐車場なんて、都心の六本木ヒルズとかは別にして、そうそうないからだ。ちなみに、バッテリー・コンディショナーがなんたるか、興味のある方はこちらの記事をお読みください。スーパーカーに限らず、あまり乗らないクルマには必須のアイテムだ。今年の初乗りは、はたしていつになるのやら……来週こそ、令和4年最初のドライブを楽しみたい。

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