韓国 桜満開も感染者増加で花見に“規制”

全国各地で桜が満開となっていますが、外国でも桜が見ごろになっています。ただ、感染が増えている国ではお花見にも規制がかかっていて、知らずに訪れた人は肩を落としていました。 ◇◇◇■ベルギー 広場でユニークな密対策(ベルギー感染者 87万6842人死者2万2966人 ※米ジョンズ・ホプキンス大 31日午後5時時点)87万人以上が感染し感染拡大が続くベルギー。現在、国内では密にならないよう、屋外での集まりを4人までとするなど、厳しい制限措置がとられていますが、広場などでは大人数で集まり密になる様子も見受けられます。こうした中、ゲント市の広場では密にならないようユニークな取り組みが。広場にいる人たちを見ると、地面に描かれた円の中で集まっています。実は直径6メートルの円が、4メートル間隔で配置されており、ソーシャルディスタンスを十分に保って広場を利用することができるのです。ゲント市長「円を描くことは学生たちのアイデアであり、安全な方法で集まることが可能になりました」ロイター通信によりますと、ゲント市は、これまでに広場や公園などに100個以上の円を配置したということです。 ◇◇◇■アメリカ 首都ワシントンは感染対策して花見可能に(アメリカ感染者 3039万3702人死者 55万 996人 ※米ジョンズ・ホプキンス大 31日午後5時時点)感染者が3000万人以上と世界最多となっているアメリカ。1日の感染者数が再び増加に転じている中、首都ワシントンでは今、桜が見ごろに。首都ワシントンの桜が満開を迎えています。去年の今頃はパンデミックまっただ中だったので、今年は2年ぶりの花見を楽しむ人も多くいます。桜の名所「タイダル・ベイスン」は日米友好のシンボルとして、100年以上前に当時の東京市長から贈られた、桜の木が立ち並ぶ桜の名所。花見客の中には、ドレスアップして記念撮影する人も。去年は新型コロナウイルス感染防止のために、満開の時期は立ち入りが規制され、周辺の道路も、通行止めとなっていましたが、今年は通れるように。花見客「新しい始まりへの希望です。コロナが落ち着き始めることを願います」市民らはマスクを着けるなど、感染対策をしながら桜を楽しんでいました。 ◇◇◇■韓国 ソウルでは桜並木に通行規制(韓国感染者 10万3088人死者1731人 ※韓国保健当局 31日午前0時時点)また、韓国でも桜が見ごろに。ソウル市内では桜が見ごろを迎えています。ただ、その並木道には人通りがありません。10万人以上が感染した韓国では31日、新たに506人の感染が確認されるなど増加傾向に。感染症対策を続ける必要があるため、ソウル市内の桜の名所では、31日から桜並木が続く1.7キロの区間、車や歩行者の通行を規制しました。桜を見に来た人「孫に初めて桜を見せてやりたいなと思いまして。マスクを着けて来たのに残念です」それでも見ごろの桜をカメラに収めようとバリケードの前で写真を撮る人も。例年行われている桜祭りは、今年「オンライン」で実施する予定だということです。 ◇◇◇■中国 各地でワクチン接種が進む(中国感染者 9万 201人死者 4636人 ※衛生当局 31日時点)9万人以上が感染している中国。最近中国では各地に接種会場を設けていて、1日あたりの接種人数は600万人を超えるなどワクチン接種が進んでいます。高齢者だけでなく、外国人のワクチン接種が始まっている上海。中国人の接種は無料ですが、社会保険に加入していない外国人は、1回あたり日本円でおよそ1600円。すでに3473人が予約をしているといいます。上海でワクチンを接種した日本人男性「なかなか日本で承認されていない話でしたので、心配しましたけども。まあ別に痛みもなく」上海でワクチン接種をした日本人は、接種済みであることを示す証明書が、今後の生活に役立てばと思い接種を受けたといいます。ワクチン接種が進むワケ。それは、街中にワクチン接種を勧める政府のスローガンが掲げられているほか、街の至る所には接種の予約ができるQRコードが。接種をしていない市民には当局から接種の催促の電話がかかってくることもあるといいます。さらに接種のペースを上げるため、上海では今月24日から「ワクチン接種専用バス」を導入。車内にはワクチン1200回分を保管できる冷蔵貯蔵庫が備え付けられ、同時に3人が接種できるということです。

最終更新:日本テレビ系(NNN)

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