ウーバーがUKのアライバルと電気自動車を開発中
ウーバーが完全に電動化された空飛ぶクルマで家まで送ってくれると約束していたのはそれほど昔のことではないけれど、当のウーバーでさえ、そのような装置が実現するのは何年も先のことだと認めている。では、その間に何をすればいいのかということだ。
それなら、電気自動車はどうだろうか?Uberは、英国のハイテク企業であるアライバル社と共同で独自の電気自動車を開発した。ウーバーは、何よりも快適性、安全性、利便性を重視するとしている。
ウーバーのドライバーが電気自動車に何を求めているのかについて意見を出し合う前に、確認しとかないといけないことがある。アライバルの予定として、「アライバル カー」は2023年後半に登場する予定なのだが、これは「アライバル バス」と「アライバル バン」に続くものだ。
最終的なデザインは、今年の終わりに発表される予定になっている。
アライバル社の上級副社長であるトム エルヴィッジは、「アライバル カーは、ドライバーのニーズに基づいて設計され、手頃な価格で耐久性があり、魅力的な車両です」と説明している。「私たちは、主要なパートナーと協力してクラス最高の配送用バンを開発し、大きな成功を収めてきました。ですので、その成功をウーバーとの協業でも再現したいと考えています」
デザインがまだ未完成のため、ウーバーはアライバル カーがどのくらいの速度で、どのくらいの距離を走るのかについてはまだ発表していない。しかし、ウーバーは車内の様子を示すいくつかのレンダリング画像を公開している。
すべてが非常にミニマムで、ステアリングホイールの横には、(ホンダ eを基準とすれば)控えめなサイズのスクリーンとスマートフォン用ホルスターがある。その先には、カップホルダーとドアビンがあるが、それだけだ。
物がない理由は、熱烈なイーロン マスクの弟子でも、これまで電気自動車が苦戦してきたことを認めているように、手頃な価格という点にある。ウーバーは、2025年までにロンドンのドライバー全員が電気自動車に乗り換え、2030年までに北米とヨーロッパの他の地域でも電気自動車に乗り換えることを望んでいる。
ウーバーによると、配送の分野で働くドライバーは約3,000万人いるとのことだから、これは大変なことである。また、配送用のクルマは一般家庭の4倍の走行距離を記録するという。したがって、リッターからキロワット時への切り替えが進めば、都市にとっても有益なものとなる。
もし、夜遊びの後に家まで送ってくれるクルマが、特注のEVと古いプリウスのどちらかだとしたら、あなたはどちらを選ぶ?このニュースを聞いて、すぐにそのことが思い浮かんだんだ。
=海外の反応=「ロンドンのタクシーのように、ドライバーはもっと保護されるべきではないだろうか?ライドシェアアプリを利用しているドライバーが、虐待を受けているという話はたくさん聞く」「EV(および非EV)のコンセプトも、ダッシュボードにiPadみたいなやつを接着するのはやめてほしい」↑「テスラのように、製造コストを下げるためだよ。彼らは小銭稼ぎをミニマリズムと偽っているんだ」