「Arlo Essential」を使って今時のホームセキュリティを考える(1/4 ページ)

 新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつもいまだ予断を許さない状況が続いている。高齢者から順にワクチン接種は進んできているものの、子どもを含む若年層はまだまだ未接種の割合が高い。時間を短縮しての授業を実施している学校もあり、子どもが家にいる時間も長くなるだろう。

 その一方で、保護者の方は出社しなければいけないケースも散見される。テレワークに対応していない企業だけでなく、マネジメント層が「オフィス出社の方が効率がよい」と判断している企業では、職域接種の施行をきっかけにテレワークからオフィス出社に回帰した例もあるくらいだ。

 そうなると子どもだけを家に置いて外出しなくてはならず、いろいろと不安も多くなる。そんなときに役に立つのが、「Arlo Essential 屋内用カメラ」(VMC2040)だ。税込みの実売価格は1万5000円前後となる。

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arlo(アーロ)「Essential Indoor Camera」のパッケージ

ドラレコは当たり前だがホームセキュリティカメラはどうだ?

 国土交通省が2019年に実施した車載カメラ、いわゆるドラレコに関するインターネットモニターアンケートでは、自家用車を保有している人のうち45.9%とほぼ半数がドラレコを搭載しているとの回答だった。事故の際の証拠としてだけでなく、あおり運転などのトラブルを未然に防ぎ、身を守るためのツールとしての価値が十分に認知されてきた証拠だと言えるだろう。

「国土交通行政インターネットモニターアンケート自動車用の映像記録型ドライブレコーダー装置について」より。ドラレコ搭載率は45.9%に達しているドラレコの導入目的は交通事故の記録がトップだが、あおり運転等危険な運転への対策に導入する人も多い

 ところが、自宅に防犯カメラを設置している人になると、わずかに8.4%と1割にも満たないという調査結果がある。回答者の多くは屋外に設置する監視カメラを想定したものと思われるが、設置しない理由としては予算の問題、どう設置したら良いか分からない、近所など回りの目が気になる、と続いている。

クリエイティブジャパンの「日々の防犯意識に関するアンケート」より。設置している人は1割未満だ

 確かに、屋外への設置だといろいろと考えなければならないことが多くなる。電源をどう確保するのか、風雨にさらされることを想定した取り付けはどうすればよいのか、また、警備会社が提供する監視カメラだと駆けつけサービスなどのランニングコストもかかってくる。

予算の問題が66%と7割近くにもおよぶ

 だが、防犯カメラは必ずしも屋外に置かなければならないわけではない。ここでは、Arlo Essential 屋内用カメラをベースに「屋内に設置するホームセキュリティカメラ」について考えてみよう。

屋内監視カメラと見守りカメラ

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