スマートウォッチが便利なシーンとおすすめ機種4つ LINE通知やお財布機能も
スマートウォッチの便利シーン、メリット
▼メリット① スマホを取り出す回数が減る満員電車の中や、両手に荷物を抱えているためにカバンからスマホを取り出せず、LINEやメールに気づけなかった。そんな経験はないだろうか。スマートウォッチなら、手元にスマホがないときでも通知を確認できるので、大事な連絡を見逃しにくい。同様に、ビジネスシーンで飲み会や会議中などスマホを取り出しづらいタイミングにも手元で内容をこっそり確認できるのも高ポイントだ。さらに音声通話機能を持った機種なら、かかってきた電話にスマートウォッチで応答し、そのまま通話もできる。
外でなく家の中でも、料理や家事をしているときなどスマホに触れない機会は意外と多い。小さな子どもを抱くなど両手が塞がることの多い子育て中の人にも便利だ。
また、スマートウォッチは音楽好きにも最適だ。Bluetoothイヤホンを接続することでスマートウォッチ内の音楽を再生できる機種もあり、スマホを取り出さなくてもリモコンのように曲を再生したり曲送りしたりできるので、移動中やランニング時などに大変重宝する。
▼メリット② 財布の代わりになるおサイフケータイと同等の機能を備えた機種では、電車の改札や自動販売機などスマートウォッチによる決済が可能だ。通常であれば、カバンやポケットからパスケースやスマホを取り出してかざす、という手順をたどるが、スマートウォッチによる決済であれば、そのまま手をかざすだけで瞬時に完了。空港で使えるところもあり、荷物が多くて手がふさがっている時や、スムーズな通過を求められる混雑駅などではありがたい。
Apple WatchはApple Pay(Suica、QUICKPay、iD、au WALLETなど各種クレジットカード)、ソニーのwena wristでは楽天Edyが利用できる。
▼メリット③ 健康管理に役立つ腕時計として身に着けているだけで、歩数や移動距離、運動した時間、消費カロリーなどを計測できるのもスマートウォッチのメリットだ。睡眠時間や眠りの深さなど、睡眠の質を記録できるものも多い。心拍数を測定できる機種も増えており、運動する際の参考にもなる。
また、許認可の問題があり日本ではまだ利用できないが、海外では心電図(ECG)や血圧測定の機能を備えたものも販売されている。日常的かつ継続的に測定が必要な人には負担が少なく助かる機能なので、同様の機能がいずれ日本でも登場することを期待したい。
スマートウォッチというとテック向け、ガジェット好きという印象があるが、実は歩数計を普段活用していたり、心拍数や健康に関する数値が気になるシニア世代とも相性が良いのだ。
▼メリット④ 旅行、アウトドアで活躍するGPS搭載のスマートウォッチは、旅行先や出張先など知らない土地でもスマホを取り出さずに地図の確認や経路案内を行えるので非常に重宝する。スマホのGPS機能を使わないので、スマホバッテリーの消費を抑えられるというメリットもある。
また、登山などで電波の届かないところでも、事前にデータをダウンロードしておけばオフラインで地図を確認できる。日帰り登山やハイキングなどでも、あとどのくらいの距離があるのかがすぐに確認できるのは、安心感にもつながってくるだろう。
防水・防塵仕様の強靭なモデルもあるので、川や海、キャンプなどでも活躍できる。モバイル通信が可能なモデルなら、プールなどのレジャー施設でスマホ代わりに利用することも可能なので、万が一、家族や友人とはぐれても連絡が取りやすい。
失敗しない! スマートウォッチの選び方
一口に「スマートウォッチ」といっても、その種類や機能は多岐にわたる。スマートウォッチ選びの参考になりそうな基準をいくつか挙げていこう。
▼使っているスマホに対応しているものを選ぶスマートウォッチは単独で使える機種もあるが、スマホと連携して使えるのが大きな特徴だ。しかし、スマホ側にもiOSやAndroidがあり、スマートウォッチによっては対応するOSが限られているものがある。Apple WatchがiPhone(iOS)でしか使えないのが代表的だろう。
なお、GoogleのWear OSを搭載するスマートウォッチは、AndroidでもiPhoneでも利用できる。スマートウォッチを選ぶ際は、使っているスマホに対応しているかをまず確認しよう。
▼バッテリー持ちを確認しようほとんどのスマートウォッチはバッテリーが1日程度しか持たないのが実情だ。ただ、最近は2~3日は持続したり、機能を制限することで30日近く使えるものも出てきている。出張や旅行が多く、頻繁に充電するのが面倒だという人はできるだけバッテリー持ちがいいものを選ぶといいだろう。ただし、バッテリー持ちが長いものほど、機能が少なくなる傾向もある。
▼自分の好みのデザインでスマートウォッチは、名前の通り時計でもある。常に身に着け、人目に触れる機会も多い。自分の好みにあったデザインを選ぶのも重要だ。また、ベルトを交換できるかどうかも確認しておきたい。市販の腕時計ベルトと交換できるタイプなら、季節や気分、服装に合わせてベルトを交換する楽しみもある。
▼自分に必要な機能があるか確認しようスマートウォッチに搭載されている機能にはさまざまなものがある。価格が高いものほど高機能な傾向だが、それほど多くの機能は必要ないので安いものが欲しい人もいるだろう。また、とりあえず安い機種を購入したら、欲しい機能がなかったということもありえる。
スマートウォッチの機能としては、大まかに以下のものがあるので、自分に必要な機能が搭載されているか参考にしてほしい。