ゲームの没入感と現実世界、両方大切にできるニューゲーミングデバイス「GB-30」を一足先に試してみた

 昨今の新型コロナウイルス感染症に伴いめっきり家にいることが多くなった。そうなるといちゲーマーとしてゲームをする時間が多くなってくる。

 しかし家の中には同じく、テレワークをしている家族もいる。仕事の邪魔になってはいけないと思って音量を小さくしてゲームをしていた。ただこれでは没入感が薄れる。かと言ってヘッドフォンをすると逆にゲームにのめり込みすぎて、家族からの声かけに気がつかず、急に目の前に家族が現われたりして驚いたり、どこか家族間がギクシャクして満足にゲームもできない。

 1人でどこかの部屋に篭ってゲームをすればいいのかもしれないが、なかなかそれも難しい。何よりそんなに家に部屋数がない。また、何よりブルーライトカットメガネをかけて、ヘッドフォンは非常にめんどくさい。筆者は普段メガネをかけていないので、ゲーム時にのみブルーライトカットのメガネをかけてヘッドフォンをしているのだが、メガネのつるをヘッドフォンのイヤーパッドがガッチリ押さえて窮屈に感じられて、どうにもこの組み合わせが苦手だった。

 そんな折、編集部から現在クラウドファンディング中のMutrics(ミュートリクス)のゲームやPC作業向け「スマートオーディオグラス(GB-30)」のサンプルがあるから試してみませんか? というメッセージを見て速攻で飛びついた。

【Mutrics GB-30 PM】

 なぜ飛びついたかというとMutricsというものに聞き覚えがあったからだ。Mutricsは早い話がサングラスに骨伝導スピーカーを搭載したもので、耳に直接ものを当てるわけではない。そのため音を耳元で聞きながらも、ほかの音も聞くことができるのではと思った。そうすれば家で仕事をしている家族に迷惑をかけることなくゲームを楽しむことができ、かつ家族の声も聞くことができるのであれば、今の状況にはもってこいである。

ゲームの没入感と現実世界、両方大切にできるニューゲーミングデバイス「GB-30」を一足先に試してみた

 今回体験したのはMutricsの「スマートオーディオグラス(GB-30)」(以下GB-30)というものだ。「GB-30」はスマートフォンやPC、ゲームなどで長時間画面を見ているユーザーに向けられて開発されたスマートグラスとなっている。Mutricsではアウトドア用の「スマートワイヤレスオーディオ サングラススピーカー」を製造しており、この「GB-30」は第2世代製品となる。

【「スマートオーディオグラス(GB-30)」】

 今回の「GB-30」はサングラスだけでなく度が入っていないブルーライトカットレンズが搭載されており、家でも外でも使うことができる仕様となっている。そもそも、ブルーライトとはスマートフォンやパソコンのモニター、液晶テレビなどから発せられる強力な青色光の可視光線で、目の奥まで届くため目に強い負担をかけるとされており、ドライアイや焦点が合いづらくなる原因と言われている。

 ブルーライトカットレンズはそのブルーライトを弱めて目に通すため、長時間のパソコン作業やゲームをしていても目を守ることができるのでおすすめしたい。実際に筆者もブルーライトカットメガネをかけずにゲームをプレイしていると、ものの2、3時間で目の奥がズーンと痛くなりゲームに集中できなくなってしまう。

 「GB-30」はデザインも初期のゲームボーイを彷彿とさせるデザインでかなりかわいい。カラーもブラック、ホワイト、グレー、グリーン、ピンクの5色があり、かなり個性的でバリエーションも豊富だ。

 また、Bluetooth5.0が搭載されており、20m離れた場所でも電波を受信できる。Bluetoothレシーバーを使用することで、Nintendo SwitchやPS4でも使用可能となる。

グレーブラックグリーンホワイトピンク

 右のつるにあるボタンで音量を調整することができるので、Bluetoothで1度つないでしまえば、モニターやリモコンを操作することなく簡単に音量設定を変えることも可能だ。

 そして、IP55防塵防水仕様となっており、汗やちょっとした悪天候なら対応可能というアウトドア用の第1世代製品でも採用されていた仕様が搭載されているので、ちょっとした外出にも気軽に持っていくことができるものとなっている。

 バッテリーは90分でフル充電され、およそ4時間連続稼働可能となっている。

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