三菱電機、内容積大きい冷蔵庫 薄い断熱材使用

三菱電機は新型の冷蔵庫を2月25日に発売する。薄い断熱材や製氷用の給水タンクを冷蔵庫本体に埋める構造を採用することで、内容積を外形の寸法が同程度の従来機種より大きくした。巣ごもり生活の影響で大容量冷蔵庫の需要が高まる中、自炊を楽しむ人など幅広い層の需要を見込む。

新たに発売する冷蔵庫「MZ」シリーズでは、内容積が540リットルと602リットルの2機種を用意した。価格はオープンだが、実売想定価格は602リットルの機種で47万円前後を見込む。家電量販店などで販売する。

薄いウレタン素材を断熱材に採用することで、断熱材全体の厚さを2.6センチメートルと従来機種より1.6センチ薄くした。さらに、製氷用の給水タンクを冷蔵庫本体に埋め込む構造にすることで、冷蔵室下部をより広く使えるようにした。こうした工夫により、602リットルの機種の場合、内容積は2021年に発売した機種と比べて30リットル増えた。

三菱電機、内容積大きい冷蔵庫 薄い断熱材使用

民間の調査によると、新型コロナウイルス感染拡大を契機に食材のまとめ買いや調理頻度が増えている。三菱電機は冷蔵庫の買い替えを考える消費者を中心に大容量の冷蔵庫を訴求する。

アプリで開く

すべての記事が読み放題有料会員が初回1カ月無料

有料会員に登録する無料会員に登録するログインする

こちらもおすすめ(自動検索)

関連企業・業界

企業:業界:

関連キーワード

タグ: