チャイルドシートとジュニアシートの違い【ややこし語#29】

チャイルドシートとジュニアシートの違い

チャイルドシートとジュニアシートの違いは、使用を想定する子供の体格や年齢などです。

前提として車のシートベルトは、使用者の身長が約140cm以上であることを想定して設計されています。そのため、140cmに満たない子供が安全に使用するために、チャイルドシートのような補助装置が必要になります。

なお、6歳未満の幼児にはチャイルドシートの着用が法律で義務付けられています。

今回はチャイルドシートとジュニアシートの違いについて詳しく解説します。

チャイルドシートとジュニアシートの違い【ややこし語#29】

想定している体格が違う

乳児用(ベビーシート)
0〜12ヶ月体重:10kg未満 / 身長:70cm以下
幼児用(チャイルドシート)
1〜4歳程度目安(体重:9〜18kg / 身長:100cm以下
児童用(ジュニアシート)
4〜10歳程度体重:15〜36kg / 身長:135cm以下

チャイルドシートとジュニアシートが対象とする身長と体重について説明します。

上の表から分かる通り、チャイルドシートは幼児向け、ジュニアシートは児童向けとして設計されています。なお、生まれたばかりの乳児を対象としているベビーシートもあるのであわせてご紹介しました。

「Eマーク」付きの製品は体重が指定されている

また、シートベルトを選ぶ際は「Eマーク」も参考にしてください。

Eマークは国土交通省の安全基準をクリアしたチャイルドシート・ジュニアシートにのみ付けられる証明書のようなものです。

詳しい説明は省略しますが、Eマークには上画像で示している4項目が記載されていて、そこを見れば対象となる体重を確認することができます。

Eマークの詳しい読み方について

「4歳まではチャイルドシート」や「その歳ならもうジュニアシート」といった選び方をする方もいるかもしれません。

しかし、年齢はあくまで目安に過ぎないので、先程説明した体重や身長から製品を選ぶのがおすすめです。

チャイルド/ジュニア兼用の製品もある

中にはベビーシートとチャイルドシート、またはチャイルドシートとジュニアシートが兼用になっている製品もあります。

迷ったらこういった商品を選択肢のひとつに含めるのも良いでしょう。その際もEマークがあるかどうかはしっかり確認するようにしてください。

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