ダイハツ ムーヴコンテ カスタム(2014年5月~)中古車購入チェックポイント 中古車や新車情報、業界ニュースなど最新情報はグーネットマガジンで!

中古車購入チェックポイント [2015.10.09 UP]

ダイハツ ムーヴコンテ カスタム(2014年5月~)中古車購入チェックポイント

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■全体のチェックポイント

2008年8月新発売以来、何度か改良した後の2014年5月に特別仕様車を設定した時期のモデル。「カスタム」は、クールな内外装が特徴。参考車両は“VS”特別装備を追加している。基本ポイントに添って外装・内装・装備をチェック。走行機能の具合も忘れずに確認する。

外装と関連する車体骨格や走行機能にも注意する

4.下側に要チェックポイント

 車体側面は、下部に装着しているサイドストーンガードに損傷や修理跡などがないかチェック。 サイドストーンガードで覆われているサイドシル(車体の梁)も、損傷、腐食、修理/交換跡などがないかチェック。判断は難しいかもしれないが、床下側のパネル接合部の交換跡に注意したい。同様に、ステップ部(サイドシルの上側)周辺も慎重にチェックする。

5.損傷の程度を確かめる

 ドア開口部は、乗り降りによる擦り傷や打ち傷、簡易補修跡などにも注意してチェック。マスキング跡があれば、周辺を詳しく調べて、損傷の程度と範囲を確認する。 左リアフェンダーは、フューエルリッドおよび給油口周辺も、修理跡やマスキング跡などがないか見る。

6.後部のチェック

 後面も、バンパー、バックドア、コンビネーションランプ、フェンダー、ピラー、ルーフなどの状態をチェック。ナンバープレートの損傷や封印を剥がした形跡(バンパーを交換修理した疑い)にも注意。 バックドアは、開閉具合とロッドダンパーの効き具合をチェック。バックドアの内側やヒンジ部周辺もチェック。開口部も、パネル接合部の溶接やシーラーの状態に注意しながら修理/交換跡などがないかチェックする。

7.車体の内側もチェック

 ボンネットは、内側やヒンジ部をチェック。フェンダーも、エンジンルーム側に腐食(錆)や修理跡がないか見る。最前部で車体左右に繋がっているラジエターサポートと関連部品(フェンダーの支え金具もある)もチェック。同時に、車体パネルの状態も調べる。

★損傷や修理/交換の有無を確認

 「ムーヴコンテ」は、2ボックス・5ドア・2列席4人乗りの車体構成。2段階中間ノッチ付90度開きドアや低くしたフロントドアステップ部などを採り入れている。「カスタム」は、フロントエアロバンパー・リフレクター付リアエアロバンパー、メッキフロントグリル、縦型2灯式ディスチャージヘッドランプ(上ハロゲンハイビーム・下ディスチャージロービーム)、角形ハロゲンフォグランプ、LEDウインカー付オート格納式ドアミラー、メッキドアアウターハンドル、ピラーブラックアウト、サイドストーンガード、リアスポイラー、クリアクリスタル(LEDストップ/テール)リアコンビネーションランプ、可倒式アンテナを全車標準装備。特別仕様車“VS”は、「X」をベースに、ライトスモークメッキフロントグリルや専用15インチアルミホイールを装着している。 衝撃吸収構造などにも注意したいが、車体構造はともかく、外装だけでなく、走行機能にもダメージがないか確認したい。車体の骨格部を事故修理しているのは修復歴車だが、たとえ修復歴に該当しなくても、損傷や修理/交換している箇所がないか販売店に聞いてみよう。

インテリアの状態と装備機器の機能をチェックする

2.後部まで慎重にチェック

 フロントシートのスライド・リクライニング、助手席シートアンダートレイなどもチェック。後席も、リアシートの左右分割リクライニングや折り畳みなども試しながら周辺をチェック。後部ラゲージスペースも、傷みがないかチェック。 室内全体としては、車両がどのように使われていたか推測しながら、シートからドア、床、天井まわりまで丹念にチェックしたい。

3.装備機器の作動を確認

 ヘッドライトやウインカー、ワイパー、ドアミラー、テール/ブレーキ/バックランプなど保安装置。パワーウインドウ、ドアロック、室内ランプなど基本的な装備。電子キーの機能およびドアの解錠・施錠、運転席リクエストスイッチ、施錠連動オート格納ドアミラーなどの作動具合もチェック。 オートエアコンは、自動制御や調整・設定具合をチェック。アイドリングストップ中は、エアコンの冷房・除湿機能が停止し、送風のみになることにも注意。 全車オーディオレスなので、ナビ・オーディオなどを装着したければ販売店に相談してみよう。

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★細部の具合は販売店で点検

 「カスタム」は、ブラックシート表皮、シルバーアクセント(インパネ/フロントドア/シート)、自発光式3眼メーター(ブラック)、シンボル照明付ワンプッシュ式オートオープンカップホルダー(前席)、プッシュ式オートエアコン、キーフリーシステム(イモビライザー機能付・運転席リクエストスイッチ付)、セキュリティアラーム(室内ブザー警告、ハザードランプ点滅、ホーン警告機能)、オーディオレス・16cmフロントスピーカーを全車に標準装備。「X」は、ウレタンステアリングホイールが標準装備だが、“VS”は革巻ステアリングホイール(メッキオーナメント・プレミアムシャインブラックベゼル付)を装着している。いずれにしても、チェックする車両の装備内容をまず確認。装備機器類は、とりあえずわかるところだけでもチェックして、どこかに異常がないかは販売店で細かく調べてもらおう。特に電装機器の具合に注意したい。

走行機能のコンディションと整備状況を確認する

2.エコ支援機能もチェック

 CVTは、セレクトレバーを操作して[P・R・N・D・S・B]各レンジへのシフト具合をチェック。可能なら、走行時の自動無段変速動作と制御機能をチェック。 アイドリングストップのエンジン自動停止・再始動と作動停止[eco IDLE OFF]スイッチ、アイドリングストップ再始動時の坂道発進時後退抑止[ヒルスタートシステム]などの機能動作もチェック。ブレーキ系統やステアリング、サスペンションなどの機能も、異常がないか確認したい。 とはいっても、正常かどうか判断するのは難しいので、販売店で細かく点検してもらおう。

■最初に車両の現状を確かめる

 中古車両をチェックする際は、現物を見て、年式(登録年月日)・仕様・グレードを確認。標準装備のほかに、メーカーオプションや販売店オプション、市販機器、カスタムパーツなどを追加していないか確認。整備状態も含めた現状を販売店で確認しよう。

目利きはココを見る!

「塗装の状態」を見る●部分的に色艶が違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所は、修理跡の疑いがある。●新しい塗装跡は、錆などの補修か、損傷を負って修理したのか、詳しく調べる。●修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることがあるので、隣接しているパネルの色艶も比べてみる。●塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような直線状の段差があるのはマスキング(周辺に塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするカバーを粘着テープなどで留める)跡。ドア開口部などにマスキング跡があれば、なんらかの理由で塗装しているので、周辺を詳しく調べる。●エンジンルーム内やスペアタイヤ収納部などは、外装色とは違っていることもあるので注意する。

■今回の車両のプロフィール

●2008年8月に新発売した「ムーヴコンテ」は標準スタイル「コンテ」とカスタムスタイル「コンテ カスタム」を設定。2009年12月・2010年5月に一部改良。2011年6月にマイナーチェンジ。2012年4月に一部改良し、NA(自然吸気エンジン)に低燃費技術[e:S(イース)テクノロジー]を採用。2012年5月にはTC(ターボエンジン)もe:Sテクノロジーを採用。2013年7月に一部改良し、NAにe:Sテクノロジー第2弾を採用。●2014年5月に3種の特別仕様車を設定した。「コンテ カスタム」は、「X/G」はNA、「RS」はTC、全車CVT、全車に2WDと4WDを設定。エアロバンパー、ディスチャージヘッドランプ、フォグランプ、サイドストーンガード、リアスポイラー、クリアクリスタルリアコンビネーションランプ、ブラックシート表皮、シルバーアクセント加飾、オートエアコン、キーフリーシステムなどを全車に装備。「X」は、ウレタンステアリングホイール、オーディオレス・フロントスピーカー、14インチスチールホイールなどが標準装備のベーシックタイプ。「G」は、革巻ステアリングホイール、オーディオレス・6スピーカー、14インチアルミホイールなどを標準装備した上級タイプ。「RS」は、Gに準じる装備に、15インチアルミホイールやローダウンサスペンションなどを装着したスポーティタイプ。特別仕様車の“VS”は、Xをベースに、ライトスモークメッキフロントグリル、革巻ステアリングホイール、専用15インチアルミホイールを装着。“スマートセレクションSN”は、フロントドアスーパーUV&IRカットガラス、スーパークリーンエアフィルター、スマートフォン連携メモリーナビゲーションシステム+バックカメラを装着。“VS スマートセレクションSN”は、X “VS”とスマートセレクションSNの装備を合わせて装着する。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
カスタム X “VS” “SN” “VS-SN”DBA-L575SCVTFF
DBA-L585SCVT4WD
カスタム G “SN”DBA-L575SCVTFF
DBA-L585SCVT4WD
カスタム RS “SN”DBA-L575SCVTFF
DBA-L585SCVT4WD
*特別仕様車“VS”・“SN(スマートセレクションSN)”・“VS-SN(VS スマートセレクションSN)”を設定。

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