便利に使えるLANケーブル10選。薄さや形状で選んで上手な使い分けを

7つの用途でピックアップ

 Wi-Fiが主流となった現在でも、まだまだ欠かすことができない「有線LAN」。

 ルーターやスイッチなどのネットワーク機器同士の接続、NASの接続などに使われるのが一般的だが、遅延を避けたいなどの理由から、ゲーミングPCやゲーム機の接続などであえて有線LANでつなぐというケースも増えている。

 最近では2.5Gpbs対応のネットワーク機能を搭載したマザーボードが増えてきたほか、2.5Gbps対応のルーターやスイッチ、NASの低価格化も進んできたことで、そろそろ家庭内の有線LANを見直そうと考えている人も少なくないだろう。

  LANケーブルを選ぶ際に重要なのは「カテゴリ」だが、現状は「CAT.6」を選んでおけばほぼ問題ない。

便利に使えるLANケーブル10選。薄さや形状で選んで上手な使い分けを

 詳しくは、以下の関連記事を参照してほしいが、CAT.6なら、1Gbpsがメインの環境はもちろんのこと、2.5/5Gbps、さらには10Gbps(長さ55mまで)に対応できるうえ、ケーブル自体の価格も安く、取り回しも楽にできるのがメリットだ。

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 とは言え、同じCAT.6でも、LANケーブルには色々な種類がある。例えば、店頭などでは、通常のケーブルと並んで、平たい形状のフラットケーブルを見かけることが多い。

 形状が違うのは分かるが、それがどんなメリットがあるのか? どういったシーンで選べばいいのか迷ってしまうこともあるだろう。

通常のケーブル(上)とフラットケーブル(下)

 そこで、まずは主なLANケーブルの種類についてまとめてみた。

【表】ケーブル種類
種類特徴主な用途
カラフルケーブル色が豊富部屋の雰囲気に合わせて
フラットケーブル薄いカーペット下や隙間
スリムケーブル細い隙間やモール
巻き取り式ケーブル巻き取り式持ち運び用
短いケーブル短い機器接続用
すきま用ケーブル挟める屋外引き込み
屋外用耐候性被膜屋外配線/PoE

 先に挙げたフラットケーブルであれば、薄く、曲げやすいことで、カーペットなどの床下への配線や家具の隙間などの配線に役立つようになっている。

 このように、ひと口にLANケーブルと言っても、中には特殊な用途に特化したユニークな製品も存在する。持ち運び用の「巻き取り式」やオーディオ用の「短い」ケーブル、窓とサッシの間に挟み込める「すきま用」ケーブルなどは、一般的とは言えないが、環境に合わせて活用することで、配線が格段に快適になる。

 配線の見た目が悪かったり、取り回しに苦労しがちなLANケーブルだが、個性派ケーブルを活用することで、こうした有線LANのデメリットを少なくし、メリットを最大限に活用できる。

 便利そうなLANケーブルをいくつかピックアップしたので、実際に配線するときの参考にしてほしい。

配線を楽にできる個性派LANケーブル
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