2年使っていたスマートロックを後継の「セサミ4」に買い換えた。待ち時間ゼロが超便利

セサミ4の取り付けと設定

 セサミ4は、セサミMini、セサミ3に続く製品。外観はほぼ同じに見えるが、特にサムターンを制御する部分について、故障率や騒音を下げ、強度を上げるなど改善/強化がなされている。本体の形状/寸法はおそらく同じなので既存品ユーザーなら、同じように取りつけられるはずだ。

セサミ4(黒)とセサミMini(白)裏面。下の部分をサムターンにあてがう側面パッケージの中には本体以外に、説明書、予備の両面テープ、本体の取り付け嵩を増すためのアダプタ、サムターン部分の調節ねじ用のドライバーが入っている

 まずは、セサミ4の電池ボックスの蓋を開け、電池の絶縁シートを抜き取り、蓋を戻す。両面テープの保護シートを剥がす前に、セサミ4をドアのサムターン上に手で持って固定した状態でセサミ4のサムターンを回し、引っかかりなく動作するかを確認。問題がなければ、保護シートを剥がして、その位置に両面テープで固定する。

電池ボックスの蓋を開け、電池の絶縁シートを抜き取る手で固定して、引っかかりなくサムターンが回るかをチェックした後、その場所に両面テープで固定する取り付け完了

 ドアによっては、セサミ4のサムターンを回転させる部分の高さは幅を調節する必要があるが、筆者宅では何もせず問題なく取りつけられた。

2年使っていたスマートロックを後継の「セサミ4」に買い換えた。待ち時間ゼロが超便利

 ただ、筆者は取り付け後、問題に遭遇した。

 次の手順は、アプリを使ったスマホとセサミ4の連携だ。アプリをストアからダウンロード、インストールして、起動する。当然、デバイスなしとなっているので、右上の「+」を押す。検出されたセサミが表示されているハズなので、それをタップして選択する。

 その後、施錠位置と解錠位置の微調整を行なう。施錠位置にサムターンを合わせて、アプリで「施錠の位置を固定する」をタップし、次にサムターンを解錠位置に合わせて「解錠の位置を固定する」をタップする。

セサミアプリ。ちなみに、これも旧式のセサミ用途は違う新しいものになっている初めて起動すると、当然接続デバイスはないので「+」をタップして追加すぐにセサミが認識される続いて、施錠位置と解錠位置の指定を行なう。ただ、後述の通り、実際の鍵の施錠位置とアプリ上での位置が90度ずれていた

 これで準備完了となるのだが、使ってみて、解錠と施錠が逆になっていることに気付いた。サムターンを施錠位置にすると、アプリでは解錠されたことになり、解錠位置に回すと、アプリでは施錠されたことになるのだ。

 位置の固定で逆をタップしたかと思い、物理鍵を施錠位置にして、再度アプリで「施錠の位置を固定する」をタップしてみたところ、施錠位置と解錠位置が近すぎるというエラーメッセージが出て、変更できなかった。と言うことは、取り付け時に90度違う向きにしてしまったのかと思い、一度両面テープを剥がして、チェックしてみたのだが、取り付けミスはしていなかった。

 その後、試行錯誤して分かったのは、アプリでの施錠位置と解錠位置の認識が逆になっている場合、それぞれを一気に変えるのではなく、施錠位置を30度回させて、解錠位置を30度回転という感じで、2つを追いかけっこさせる形で場所をずらしていくことで、それぞれ角度を90度変えることができた。

 この問題は、デフォルトの解錠/施錠位置を決め打ちするのではなく、ユーザーにゼロから位置を指定させることで回避できるので、アプリの改善を望みたい。

 そのほかでは、特に設置の問題はなかった。

タグ: