ボンネットは開けられない! ドアノブもない! BMW iXがタダモノEVじゃない6つの理由
ドイツ発の未来感マシマシなイケてるEVが登場!
BMW iX
2030年には、東京都内を走るクルマの50%がEVになる、なんて話も飛び出し、脱炭素社会への加速を実感する今日このごろ。次期愛車としてEVをはじめとする電動車両を考えようかなと思い始めている人も多いのではないでしょうか? せっかくEVにするなら、思いっきり「未来を体感したい!」という人に今、イチオシなのはなんといっても、EV専用設計で新世代のBMWを具現化する革新的なモデルとして、満を辞してデビューさせたBMW iX。今でこそドイツメーカー御三家すべてにEVがラインアップしていますが、もっとも早く量産EVを販売スタートしたのが、2014年のBMW「iシリーズ」でした。ただEVを売るだけでなく、工場を稼働させる電力もすべて風力などの自然エネルギーで賄うなど、本気でゼロエミッション達成に向けて突き進むのだ、という決意を見せてくれたのもBMWの特徴でしたね。【画像】BMW iXの先進的なドアノブ! そこからEV生産、販売のノウハウを蓄積し、7年を経てそのすべてを注ぎ込んで完成させたiXは、もはやライバルたちのひとつ上をゆく「未来」が詰まっているのです。今回は静岡で開催されたイベントに出展されていたiXを見て、説明員さんに根掘り葉掘り聞いた、iXで体感できるたくさんの「未来」をご紹介していきましょう。 1つ目は、まずデザイン。BMWラインアップのなかでもっともシャープなヘッドライトは、デイライトが従来の丸型ではなくスッと細長い線状に光ります。照射距離最長650mにもおよぶレーザーライトが組み込まれているのもポイント。そしてボンネットは、自分では開けることができません。オイル交換なんてしなくていいですからね。唯一、ウォッシャー液の補充ができるように、BMWエンブレムがパカッと開くようになっていて、そこから補充します。これも新しいですよね。 そしてBMWの象徴とも言えるキドニーグリルは、超絶ビッグな特殊ガラス製に。エンジンのように大量の空気を取り込んで冷やす必要はないので、ごく小さな空気口のみとなっていて、飛び石などが当たって微細なキズがついても、自然に回復する機能があるんだとか。リヤデザインも面白くて、バックゲートとDピラーが一体になってガバッと大きく開きます。ただ、それだとテールライトが丸ごとバックゲートにくっついて上に上がってしまい、夜間に周囲から車両の存在がアピールしにくいということで、そのためだけに別のライトが開口部左右に装備されています。 2つ目の未来は、運転席。ドアを開ける際のドアノブはなく、くぼみに手を添えるとオープンします。まるで高級ホテルのラウンジのようなインテリアは、世界初の優美な曲面を持つ横長の液晶ディスプレイ、「カーブド・ディスプレイ」がポンと置かれているのみ。オリーブの葉の抽出液でなめされたレザーをダッシュボードからシート、ドアインナーにまで贅沢にあしらい、肌が触れるとふっくらと豊かな感触に心が満たされます。ステアリングは、BMW初の六角形。 径はは小さめですが握りがいのある太さで、六角形にすることで乗り降りもしやすくなっているのだそう。物理スイッチは極力少なくしていますが、デフォッガーなど緊急を要する可能性のある機能は、パニック状態になっても素早く使えるように、あえて物理スイッチとして残しているところも、さすが長年オーナーたちの安全を考え尽くしてきたメーカーらしいと感服。 その代わり、シフト操作をするダイヤルセレクターやスタートスイッチなどにクリスタルをあしらうなど、未来感はそこかしこに散りばめられています。
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