ホンダ・ステップワゴン スパーダ ハイブリッドG・EX Honda SENSING(FF)【試乗記】 より上質に、力強く
待望のハイブリッド
ステップワゴンにもハイブリッドが出た。2015年4月の登場以来、ダウンサイジングターボの新型1.5リッター1本で通してきたシリーズに、アップサイジングの2リッターハイブリッドが加わったのが、今度のマイナーチェンジの目玉である。
ハイブリッドが搭載されたのは、「スパーダ」系。これまで販売の6~7割を占めていた上級シリーズだ。現行オデッセイにハイブリッドが追加されたのは2016年2月だが、以来、6割の販売シェアを占めているという。ミドルクラス以上のホンダミニバンでも、ハイブリッドが待望されているのだ。
ステップワゴンに載るのは、オデッセイと同じ「スポーツハイブリッドi-MMD」である。駆動用モーターは前輪に直結されている。クラッチを挟んでもう1基のモーターは発電専用のジェネレーターで、駆動用モーターに直接給電したり、バッテリーを充電したりする。エンジンは高効率なアトキンソンサイクルの2リッター4気筒だが、これは基本的にジェネレーター用の原動機と考えていい。現行アコードで初めて出たこの2モーター式ハイブリッドをほぼオデッセイ仕様のまま搭載したという。
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