スライドドアのコンパクトカー/トールワゴン(普通車)人気おすすめランキング【2021年最新情報】

取り回し・使い勝手の良さと広い室内、さらに買いやすい価格で大人気のスライドドアのコンパクトカーやトールワゴン。スライドドアを備えたモデルは軽自動車、ミニバンともにラインナップが豊富ですが、スライドドアのコンパクトカー/トールワゴンの魅力とは何でしょうか。

7人/8人乗りのミニバンに比べて、コンパクトカーやトールワゴンはボディサイズがコンパクトです。とくに、ミニバンは全長が長くなるため、狭いスペースでの切り返しや後退時、運転に慣れていない人は少し怖いと感じるかもしれません。

コンパクトカーやトールワゴンは全幅、全長ともに小さいため、運転に慣れていない人や、若葉マークのドライバーでも安心して運転できます。

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税金や維持費、車体本体価格が安い軽自動車ですが、4人乗りという点で不便になる可能性があります。

家族が増えたタイミングで車を買い換えるライフプランもありますが、なるべく出費を抑えたいのであれば5人~7人を乗せられるコンパクトカーやトールワゴンがおすすめです。

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新車で買えるスライドドア付きコンパクトカー/トールワゴンは7モデル

順位車種名2020年1~12月新車販売台数備考
1位トヨタ ルーミー87,242
2位ホンダ フリード/フリード+76,283内「フリード+」16,635台
3位トヨタ シエンタ72,689
4位スズキ ソリオ40,342
5位ダイハツ トール19,699
6位スバル ジャスティ1,7661-9月
7位三菱 デリカ D:2ソリオOEM台数不明

2021年2月時点で新車販売されているのは、国産スライドドア付きコンパクトカー/トールワゴンで登録車(いわゆる普通車)は全7モデルとなります。

9月にマイナーチェンジしたルーミーが1位。タンクと統合したことで、旧タンクからの乗り換えユーザーもいるでしょう。7人乗りコンパクトミニバンでもあるシエンタとフリードを大きく引き離しています。

7人乗りモデルではフリードとフリード+に軍配。シエンタも2列5人乗りタイプ「シエンタ ファンベース」が含まれていますので、シリーズ累計でもフリードのほうが売れています。

トヨタ シエンタ

7人乗り3列シートを備えたコンパクト・ミニバン激戦が始まったのは2003年のことでした。その年に初代デビューしたのが、シエンタ。同時期には、日産 キューブもデビューしています(今は生産終了)。

7人乗りコンパクト・ミニバンの始祖は、2001年にデビューした「ホンダ モビリオ」です。

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その対抗馬として誕生したシエンタは、全長4.4mを切るコンパクトクラスのミニバン。シートアレンジは「片手でポン」をセールスポイントに、そのカテゴリーではシエンタが1位の座を獲得することになります。

2010年には、一度生産終了を迎えながらも7人乗りのミニバンを惜しむ声が後を絶たず、2011年には異例となる復活を遂げました。その大きな理由は、ダウンサイジングするユーザーに人気が高いことが挙げられます。

先代のRAV4や、ヴォクシー、ノア、エスクァイアなどから乗り換えても、車内の広さや積載性に優れているため、違和感がなく使用できることにあるようです。加えて独創性の高い外観のデザインが幅広い世代に受けていることも大きな理由でしょう。

シエンタのエンジンは、1.5Lガソリンと、同じエンジンにモーターのハイブリッドの2ラインナップ、全車AT(ガソリン車:CVT、ハイブリッド車:電気式無段)、3列7人乗りの他、2列シート5人乗りも設定されています。

スライドドアには、ウェルカムパワースライドドアのほか、自動でクローズ中に施錠予約することが可能な予約ロック機能も採用。ロックのかけ忘れもこの機能があれば、途中で施錠OKです。

ライバルは、ホンダ フリード。他の2列5人乗りのコンパクト・トールワゴンに比べると車両価格はフリードと同じく高めです。またクルマの格も少し高めといえるでしょう。

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トヨタ ルーミー

2020年9月16日に、マイナーチェンジして新型になりました。このとき、「タンク」は廃止、「ルーミー」に1本化されました。この背景には、トヨタの販売ディーラー4系統が「トヨタモビリティ○○」1系統にまとめられ、今やトヨタのお店はどの看板を掲げていても、全車種販売できるようになったという経緯があります。

ダイハツ トールとのOEMであるため、エクステリア・インテリアに大きな差異はありません。グレードもノーマルとカスタムモデルの展開で同様です。しかしルーミーだけの特徴があるので、ご紹介しておきましょう。

トールにも「コネクティッドサービス」はありますが、2つの機能の搭載でした。しかしルーミーはさすがにトヨタだといえるような、さまざまなサービスが展開されています。

新しい道路情報を自動的にダウンロード。ナビの地図データを自動で更新するサービス

車載ナビとトヨタ独自のビッグデータ「トヨタスマートセンター」の2つのシステムを活用してルートを案内する機能

24時間365日、オペレーターに口頭で情報の検索や依頼をすることができるサービスです。例えば、故障やパンクなどの際にロードアシストへの取次を行ったり、レストランや駐車場の場所を教えてくれたりします。また、ユーザーに代わってカーナビの設定も行います。

盗難などに備えて、車の異常を検知するとメールや電話で知らせてくれます。その後車の位置を追跡し、車が停止すると直ちに警備員を派遣します。

また、車のオートアラーム作動を検知するとエンジンの再始動やステアリングロック解除の禁止を行うことも可能です。

スライドドアは快適な生活への入り口。ウェルカムパワースライドドアや、閉まりきる前にロックできる予約ロックは、ダイハツ トール同様に施錠・開錠が簡単です。どこでも気を遣うことなく開け閉めできるスライドドアは、やっぱり魅力的なものではないでしょうか。

OEMは売れない、販売側が積極的に売らないという傾向はありますが、トヨタ・ダイハツの関係においては、開発当初からOEMの前提があることと(あとからOEMしてよ、ということはこれまで多々あり)、OEMされる側のトヨタの強い発言力(そもそもダイハツの親会社になっている)というパワーバランスにあるでしょう。

新型コンパクトSUVの「ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ」同様、「ダイハツ トール/トヨタ ルーミー」の両社両方の成功と相成ったという背景もうなずけるのではないでしょうか。

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ホンダ フリード

「コンパクトミニバン」の思想で開発された、ホンダ フリード 。ライバルと比較すると、モデルとしての格はやや上級となり、車両価格設定も高めとなっています。そのため初代より男性でも乗りやすいスタイリッシュなフリースタイルのミニバンとして好評を得てきました。

ホンダ ステップワゴンで培ったミニバン開発のノウハウ、もとより強みのあるホンダのパワートレインで、走りも使い勝手も一級品。室内空間も初代より拡大されました。2列目にはキャプテンシートを採用し、大人が足を組んでも余裕のスペースが誕生しています。

またキャプテンシートならではのメリットは、シートの間が通路になること。雨の日でも車内移動が楽々です。CMでもお馴染みの「ちょうどいい」は、家族の暮らしや毎日の子育てに魅力が満載といえるでしょう。

スライドドアは足先をかざせば自動で開閉。助手席側も運転席側にも対応するディーラーオプションを用意しています。ステップの低さは子どもが乗り降りするためにちょうどいい高さです。

バンは買いたくない。でも、仕事や遊びでガンガン荷物は積みたい、そんなオーナーのためにホンダが用意したのが「フリード+(プラス)」。全長を変えずに、荷室を2階建てにして容積を“プラス”。

開口部が広いだけでなく、開口部地上高が低めに設定されており、大型の荷物でも積み込みやすいことが特徴です。2列シートを採用し6対4分割方式にダブルフォールダウン機能で2列目を床下に収納することができます。

荷室用のユーティリティボードと2列目の背もたれを使用することで見事にフラットな空間が出現。車中泊も視野に入れた設計となっています。ディーラーオプションも充実しているため、車中泊だけでなく、趣味や生活を楽しむことができそうです。

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