ファイル転送サービス比較20選!高セキュリティ&ビジネス向けなどご紹介

「数百MBのデータなんてメールで添付できない。簡単に添付できるツールはないか」「毎回DVDにデータを書き込んで送付なんて面倒」「機密情報を送付するのはセキュリティが心配だ」このようにお考えの方がいるのではないでしょうか。サイズが小さいファイルであればメールで添付すればいいですが、サイズが大きくなるとメールで添付できず、途方にくれることもあるでしょう。

大きなファイルを転送するには、ファイル転送サービスが便利です。大きなサイズのファイルが遅れるだけでなく、複数のファイルを同時に転送することも可能です。本記事では、ファイル転送サービスについてご紹介します。高いセキュリティが求められる業務でも利用できるサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. ファイル転送サービスとは
  2. ファイル転送サービス利用による4つのメリット
  3. ファイル転送サービス利用のデメリット
  4. ファイル転送サービス機能比較表
  5. セキュリティ重視のファイル転送サービス4選
  6. 海外拠点でも安心!高速配信のファイル転送サービス3選
  7. 大容量データ対応のファイル転送サービス2選
  8. ファイルを一元管理し情報共有できるファイル転送サービス6選
  9. その他おすすめのファイル転送サービス5選
  10. 無料のファイル転送サービス2選
  11. ファイル転送サービスを選ぶ時のポイント4つ
  12. 適切なファイル転送サービスを導入して業務を効率化しよう

ファイル転送サービスとは

ファイル転送サービスとは、インターネットを通じて大容量のファイルを送受信するためのサービスです。通常ファイルを送付するのはメールを用いることが一般的ですが、メールへの添付はファイルサイズに上限があるため、大容量データの送付には向きません。

昨今では社内外を通じて、大容量の資料や画像・動画ファイルといったデータを送付することがあります。そのような場合に役立つサービスです。

また、大容量のデータ送信ができること以外にも、データの共有やセキュリティが強化された有料のファイル転送サービスも多くあります。

最初に、ファイル転送サービスを利用するメリット・デメリットについてご紹介します。

ファイル転送サービス利用による4つのメリット

インターネットを通じたファイル転送を行えることは、主に4つのメリットがあります。

1. 大容量のファイルが送信できる

メールに添付できないほどの大きなデータを送付する場合は、CDやDVD、USBメモリやディスクといった物理メディアにデータを記録し送付することになります。この場合は媒体へのデータの書き込みや郵送の手続きに手間がかかるだけでなく、届くのに日数もかかります。

現在では通信速度も向上し、インターネットを介して大容量データのやりとりも可能になりました。ファイル転送サービスを利用することで数百GBのデータでも簡単に送信できるだけでなく、物理メディアの書込みや郵送の手間も省けて効率的です。

2. 物理メディアでの送受信よりも低コスト

大容量データの送付に毎回物理メディアを使用する場合は、コストも発生します。メディアそのものだけでなく、郵送費用も負担しなければなりません。インターネットを介して送受信を行えば、通信費用以外のコストは発生しません。

定額制のファイル転送サービスを利用すれば、物理メディアでの送受信よりも低コストで済みます。

3. 複数ファイルの一括送信が可能

ファイル転送機能は大容量データのファイルを送信するだけでなく、複数ファイルの一括送信にも対応しています。ひとつのファイルデータ量は少ないが、一度に多くのファイルを送信したいという要望にも対応可能です。

4. セキュリティが考慮されている

機密データを送信するケースを考慮し、セキュリティを気にする方もいるでしょう。ファイル転送サービスにもセキュリティ対策を備えたものがあります。

サービスによって実施されているセキュリティ対策はさまざまですが、有料で提供されるファイル転送サービスの中には、政府や金融業界で決められたセキュリティ基準を満たしたものがあります。

ファイル転送サービス利用のデメリット

ファイル転送サービスによって、セキュリティの安全性はさまざまです。特に無料で利用できるファイル転送サービスは、有料のサービスに比べてセキュリティが簡易的なものであり、必ずしも安全とはいえないものもあります。セキュリティを重視するなら、有料のファイル転送サービスを利用する方が望ましいです。

また、送信したファイルの履歴が残らないものや、一定期間を過ぎると履歴が消えてしまうものもあります。利用履歴が残らないと送信したことをあとから確認することができなくなるため、注意が必要です。

ファイル転送サービス機能比較表

サービス名提供形態無料トライアル特徴
グローバルセキュアデータ転送サービスクラウド/SaaSあり(30日間)最強レベルのセキュリティ技術
EASY FILE EXPRESSオンプレミス/クラウド/パッケージソフト/サービス/SaaSあり(2週間)1ファイルあたり2GB超、最大5ファイルまで一括送受信可能
Confidential Postingパッケージソフト/SaaSあり(14日間)独自の暗号化技術により高セキュリティのデータ送受信を実現
PROCENTER/Cオンプレミス/クラウドなしファイル受領状況をリアルタイムに確認可能
WEB-CABINETクラウドあり(30日間)1度に10GBのファイル、複数ファイルを100名以上同時送信可能
SPACE PORTERクラウド/SaaSあり(14日間)保管サイズに応じた料金プラン
TeamFileオンプレミス/ASPあり(90日間)WebDAVプロトコルを利用したファイル共有・転送ソフトウェア
FleekDriveクラウド/サービスあり(30日間)ファイル管理・共有だけでなく同時編集も可能
GigaCC OKURNクラウド/ASPあり(要問合せ)コストを抑えた定額運用が可能
Bizストレージ ファイルシェアクラウド/SaaSあり(14日間)Webブラウザだけで2GBのファイル転送が可能
eTransporterオンプレミス/クラウド/パッケージソフト/SaaSあり(要問合せ)ユーザー数・送受信ファイルサイズ無制限
SkeedDeliveryその他なし多拠点に大容量ファイル一斉配信可能
@tovasクラウド/ASP/SaaSなし帳票業務の効率化・ペーパーレス化を実現
クリプト便クラウド/ASP/サービスあり(1ヶ月)各種法令上の「委託」に該当することなく「特定個人情報」をアップロードが可能
FITWeb OkulotSaaSなし大容量データを簡単配布・収集
DIRECT! EXTREMEクラウドあり(要問合せ)独自プロトコル実装でパケット遅延・パケットロスを低減
NISMAILパッケージソフトなしデータ連携自動化により、ユーザーは意識することなくデータ連携可能
SkeedSyncパッケージソフトあり(14日間)高速ファイルレプリケーション
SkeedSilverBulletパッケージソフトあり(14日間)TCPの70倍以上の高速データ転送
SkeedFileMessengerオンプレミス/クラウド/パッケージソフトあり(14日間)メール感覚で大容量ファイルの転送が可能

セキュリティ重視のファイル転送サービス4選

「グローバルセキュアデータ転送サービス」日立システムズエンジニアリングサービス株式会社

POINT

「グローバルセキュアデータ転送サービス」は高いセキュリティ技術を用いたファイル転送サービスです。「秘密分散技術によるデータの無意味化」「データ復元を困難にするピース化」「盗聴を防ぐ暗号化通信」「複数のクラウドへの分散化」などの技術により、 万が一データを盗聴されても解析できない形で送信します。

送信先や送信対象ファイルの選択もGUIで簡単に操作できます。また、 誤送信を防ぐため、確認画面の表示、上長承認を行う機能も備わっています。

30日間無料トライアルが実施可能 ですので、操作性やセキュリティ含め実際に使用して確認したいという方は、トライアルを利用されてみてはいかがでしょうか。


「Confidential Posting」富士通Japan株式会社

POINT

「ConfidentialPosting」は、インターネット経由でファイルの送受信ができるサービスです。開発元である富士通Japan社独自の暗号化技術により、 高セキュリティのデータ送受信を実現 、機密性の高いファイルでも安心です。クラウド版とパッケージ版の2タイプが用意されています。

クラウド版で最大2GBのファイル送信が可能 です。また、セキュリティにおいてはファイルの自動暗号化、ウイルスチェック、送信後取消など複数の機能が搭載されています。送信したファイルはデータセンターに保管され、一定期間経過後に削除される仕組みとなっています。

Confidential Postingでは14日間無料トライアルが利用できます 。使い勝手を確認したい、導入を検討したいという方は、利用してみるとよいでしょう。


「SPACE PORTER」三菱スペース・ソフトウェア株式会社

POINT

「SPACE PORTER」は、独自の転送方式(特許認定済)で安全にファイル送受信を可能 とするファイル転送サービスです。大容量ファイルの送受信にも対応し、数十GBのファイルでもやりとりができます。

通信とファイルの暗号化をメモリ上で実施し、元のファイルを記録しない転送方式により、安全にファイルの送受信ができます。 通信以外にも、標準機能でウイルスチェック、オプションで送受信履歴や、上長承認機能も備わっています。

料金プランはファイルの保管サイズによって課金される仕組みであり、利用者数が増えても費用に影響しない 、コストパフォーマンスに優れた料金体系となっています。


「クリプト便」NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

POINT

「クリプト便」はセキュリティを重視する法人向けのファイル転送・共有サービスです。

セキュリティ管理や個人情報管理における国際規格の認証を取得しており、国内最高クラスのセキュリティを誇っています。 また契約企業も約半数が金融業界と、機密情報を扱う多くの企業に受け入れられています。

クリプト便はセキュリティだけでなく、コストパフォーマンスにおいても優れています。ユーザーひとり当たり月額900円(スタンダードプラン)と安価で利用でき、メールライクな操作で使いやすい点も特徴です。また 、最短5営業日で導入できます。

特に機密情報の送受信を気にされている方にとって、おすすめのサービスです。

1ヶ月の無料試用も申し込むことができますので、利用を検討したい方は申し込みされるとよいでしょう。

海外拠点でも安心!高速配信のファイル転送サービス3選

「DIRECT! EXTREME」日本ワムネット株式会社

POINT

「DIRECT! EXTREME」は、独自のUDPプロトコルにより超高速データ転送可能のファイル転送サービスです。また、この高速データ転送を利用し、それまでハードディスクや光ディスク、テープなどの物理媒体でやりとりしていた大容量データを、まとめて転送することも可能です。

ファイル転送サービス比較20選!高セキュリティ&ビジネス向けなどご紹介

10GB以上のデータでもドラッグ&ドロップ操作で簡単送信 、さらに通信経路およびデータの暗号化により高いセキュリティも備わっています 。通信はパケット遅延・パケットロスを低減し、海外などの遠距離通信および低品質回線でのファイル授受も対応。大容量データを安全、高速にデータ転送できます。

クラウドサービスのため、導入もスムーズです。無料トライアルもある ため、実際に操作性や通信性能を確認したい方は、こちらを利用してみるとよいでしょう。


「SkeedDelivery」株式会社Skeed

POINT

「SkeedDelivery」は、多拠点に対してコンテンツを一斉配信するソフトウェアです。多段転送(バケツリレー方式)とマルチパスにより、 多数の送り先に大容量データを同時に配信できます。

通常多数の拠点に対して配信する場合、配信元のサーバーおよびネットワークがネックとなり、増強が必要となります。しかし「SkeedDelivery」を使えば、従来の転送よりも高速に転送が可能です。また、 リアルタイムに配信状況の詳細を表示することもできます。

配信するファイルのデータ量は制限なく利用できる ため、大容量のデータを高速に配信することができます。短時間で大容量のデータ配信を検討されている方は、こちらの製品をご確認ください。


「SkeedSilverbullet」株式会社Skeed

POINT

「SkeedSilverbullet」は大容量ファイル転送に特化した独自プロトコルにより、FTPの数十倍もの高速転送を実現するパッケージソフトウェアです。

グローバル転送において、通常の70倍の高速化を実現し、遠距離のデータ転送や低品質回線であっても、空き帯域を使い高速で転送できます。また、 データの暗号化技術にも対応、転送が中断しても復旧後自動的に転送を再開するレジューム機能も備わっています。

14日間無料お試しの利用もできますので、高速転送を実際に利用して確認することもできます。性能を評価したい方は、お試しを利用されてみてはいかがでしょうか。

大容量データ対応のファイル転送サービス2選

「eTransporter」株式会社NSD

POINT

「eTransporter」は、ユーザー数・送受信ファイルサイズ無制限で利用できるファイル転送サービス です。大企業・官公庁への導入実績もあり、機密性の高いデータもセキュリティポリシーにあわせて細かい設定が可能です。

「eTransporter」は、企業のセキュリティポリシーに柔軟に対応できるよう、 クラウド版だけでなくオンプレミス版も利用できます。 クラウド版では月額利用料のみで利用できるため、部門単位で利用を開始し、スケールアップして利用することもできます。オンプレミス版では、社内システムと連携して自動送信をする仕組みを構築することも可能です。

無料トライアルもあり 、実際に利用して操作性やセキュリティ対策の設定を確認することができます。無制限で利用できるファイル転送サービスをお探しの方は、無料トライアルで試してみてはいかがでしょうか。


「WEB-CABINET」株式会社石川コンピュータ・センター

POINT

「WEB-CABINET」は、メールに添付できない大容量ファイルを送受信できるオンラインストレージサービスです。 ユーザー数無制限で月額5,500円(税込)から利用できるというコストパフォーマンスの高さが特徴です。

1度に10GBのファイルをアップロードでき、配布は複数ファイルを100名以上同時送信できます。セキュリティ機能においてもウイルスチェック機能、ワンタイムパスワード、アクセス制限機能、SSL暗号化通信といった データに対する保護機能がじゅうぶんに備わっています。そのうえ利用履歴の監視を行うことで不正な利用者についても特定が可能です。

「WEB-CABINET」は30日間無料体験トライアルが利用できます 。大容量ファイルの送受信を低コストで利用でき、セキュリティも備わっているので機密情報や個人情報の送受信にも利用できます。利用を検討したいと考えている方は、無料トライアル版を試用してみてはいかがでしょうか。

ファイルを一元管理し情報共有できるファイル転送サービス6選

「PROCENTER/C」NECソリューションイノベータ株式会社

POINT

「PROCENTER/C」は、企業間・部門間での情報共有プラットフォームです。ひとつのシステム内に複数のセキュアな環境を構築することで、 社内全体だけでなく部門ごとでのファイルの共有が行えます。

独自技術による分割同時送信およびエラー時の再送機能により、2GBを超えるファイルであっても確実に転送できます。 さらに、ファイル受領状況のリアルタイムでの確認や送信後の証跡管理も行うことも可能です。

また、ファイル転送だけでなく文書管理機能も充実しています。常に最新版を利用できるバージョン管理機能や、 すばやく目的のデータをアクセスするための全文検索 など、情報共有のしやすさもポイントです。ファイル転送だけでなく、ファイル共有も考えている方におすすめのサービスです。


「TeamFile」コンピュータ・ハイテック株式会社

POINT

「TeamFile」は、Webサーバーに対してファイル共有・転送を行うWebDAVプロトコルを利用したソフトウェアです。ブラウザでの通信の限界容量(4GB)を超える大容量のファイルでもダイレクトにアップロードし、ファイル転送を行うことができます。

TeamFileでは、アカウントを持たない第三者ユーザーへのファイル提供・公開できるBOX機能が備わっています 。これにより、アカウントを持たない一般ユーザーに対するファイルの送信や公開設定を行えるだけでなく、閲覧制限や有効期限設定によりセキュリティを高めたファイル送信も可能です。

WebDAVプロトコルにより、ファイルのアップロードやダウンロード、ファイル管理などの操作を 全てブラウザで行えるため、操作も簡単で初心者でも安心です。加えて、IPアドレス制限、アカウントロックアウト機能、パスワードポリシー機能などセキュリティ機能も充実。90日間無料お試しもあるので、興味がある方は利用してみてはいかがでしょうか。(※お試しはディスク容量10GB、10,000ファイルまで)


「FleekDrive」株式会社FleekDrive

POINT

「FleekDrive」は、ファイル管理・共有だけでなく同時編集も行うことができる企業向けクラウドストレージです。

「共同作業」にフォーカスしており、リアルタイムに会話しながらファイルを共同で同時編集することで、 編集待ちや確認待ちといった時間の削減につながり、効率よく作業を進めることができます。

目的に応じたファイル共有ができる のもポイントです。アカウントを持たないユーザーに対するファイルの配信、公開だけでなく、ブラウザ上で閲覧のみさせることも可能です。ウイルスチェックやファイルの暗号化といったセキュリティ対策はもちろん、アクセス管理や証跡の記録といったコンプライアンスへの対応も備わっています。

30日間無料トライアルもあります ので、単純なファイル転送・共有ではなく「共同作業」によるメリットを一度体験してみてはいかがでしょうか。


「Bizストレージ ファイルシェア」エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

POINT

「Bizストレージ ファイルシェア」は、Webブラウザだけで利用できる、法人向けファイル転送・オンラインストレージサービスです。 月額16,500円~(税込)の定額制で、一度に合計2GBのファイルのやり取りができます。

ウイルスチェックや暗号化など、高いセキュリティと冗長化や負荷分散により安全性を高めており、2020年4月~2021年3月の実績で 年間稼働率100%という高い安全性を誇っています。

定額制の料金設定、最短5日で利用可能という導入のしやすさも注目で、14日間無料お試しも利用できます。


「NISMAIL」NECソリューションイノベータ株式会社

POINT

「NISMAIL」は、クラウド~オンプレミス間だけでなく、様々な環境とのデータ連携を行うアプリケーションです。

システム間連携を行う場合、さまざまな課題があります。送信先が停止中だった場合の再送処理、連携先ファイルの更新タイミングの差異による不整合やデータ欠落など、データ連携上でのトラブルに対する対応が必要です。

「NISMAIL」は、転送順通りにデータサイズを確認しながら確実に送信するため、データ欠落や不整合が発生しません。また、送信先が停止中であっても再稼働後に自動的にデータ送信を行うため、 サーバーやネットワークの障害に影響されずにデータ送受信ができます。

導入は簡単なインストールと最小限の設定のみ。システム間のデータ連携をお考えの方は、利用を検討してみてください。


「SkeedSync」株式会社Skeed

POINT

「SkeedSync」は、遠隔地と大容量ファイルを高速で同期するレプリケーションソフトウェアです。 海外拠点を含めた遠隔地へのリアルタイム同期ができます。

災害や緊急時における事業継続のための対策(BCP対策)のため、遠隔地にデータのバックアップまたはレプリケーションを置きたいと考える方もいるでしょう。または、複数のグループ企業や他社とのスムーズなファイル連携を行いたいと考える場合もあります。

「SkeedSync」は、独自プロトコルにより遅延の大きいネットワーク環境でも高速にデータ同期を行うことが可能です。専用線・VPNといった高速回線を契約する必要がないため、大幅にネットワークコストを削減できます。またアクセス権限を含めた同期や、同期処理の実行をスケジュールでタイミングを設定できるなど、 同期のための便利な機能も備わっています。

実際に同期の性能を確認したい場合は、14日間無料試供版があるため、こちらを利用するといいでしょう。

その他おすすめのファイル転送サービス5選

「GigaCC OKURN」日本ワムネット株式会社

POINT

「GigaCC OKURN」は、20万人のビジネスパーソンが利用する実績トップクラスの純国産ファイル転送サービスです。 業務効率化を実現する豊富な機能と、充実のセキュリティで高い評価を得ています。

15年以上の歴史と実績により、ファイル転送に必要な機能のみが搭載されているため、シンプルで使いやすい 点が特徴です。セキュリティについては、ヒューマンエラーを防止するための管理機能や、セキュリティ・トレース対策機能など豊富にあり、セキュアなファイル送信が可能です。

料金体系はID課金型であるため、返信や送信数などの通数課金型に比べ、コストを抑えられる仕組みとなっています 。無料トライアルも利用できるため、実際に利用して確認したいという方は利用してみるとよいでしょう。


「EASY FILE EXPRESS」トーテックアメニティ株式会社

POINT

「EASY FILE EXPRESS」は簡単操作で大容量データを安全に送信できる、ファイル転送サービスです。

ファイル送信は画像・動画などファイルの種類問わず、1ファイルあたり2GB超、最大5ファイルまで一括送受信が可能 です。またセキュリティ対策もSSL暗号化通信、操作ログ管理、送信キャンセル機能など、じゅうぶんな体制が整っています。

さらに3ステップで送信できる簡単操作がポイントで、慣れていない初心者もマニュアル不要のシンプルな操作で利用できます。さらに小規模向けなら月額3,300円(税込)から利用できるなど、 コストパフォーマンスにも優れている点も見逃せません。

2週間無料体験版もありますので、利用してみたい方は、申し込むとよいでしょう。


「@Tovas」コクヨ株式会社

POINT

「@Tovas」は、60,000件以上の実績をもつ帳票Web配信クラウドサービス です。業務に関わるさまざまな書類の配信を自動化・電子化することで、帳票業務の効率化・ペーパーレス化を実現します。

Web上に帳票ファイルを送信するだけで「ファイル送信」「FAX送信」「郵送」など 取引先に応じた配信を選択し、業務を代行してもらえます 。これにより、これまで手作業で実施していた帳票配信作業を効率化できます。

また、「統合管理センター」で送受信ログからアカウント、セキュリティまで一元管理されているため、 帳票配信の管理業務の負担も軽減 。配信データは全データの暗号化され、ウイルスチェック機能もあるため、セキュリティも安心です。


「FITWeb Okulot」北電情報システムサービス株式会社

POINT

「FITWeb Okulot」は、一度に10個のファイルを合計150MBまでアップロード、配布ができる ファイル転送サービスです。直感的な操作で使いやすく、簡単にファイルの配布・収集ができます。

ファイルの収集は、一度に最大10件の収集依頼メールを取引先に送信ができます。 また、取引先担当者のユーザー登録は不要のため、効率よくファイルの収集を行うことが可能です。

セキュリティ設定も豊富にあり、ウイルスチェック、ワンタイムパスワード、ワークフローなどじゅうぶんな機能を備えています。 高いセキュリティにより、機密データの受け渡しも安心です。


「SkeedFileMessenger」株式会社Skeed

POINT

「SkeedFileMesseger」は、Webベースの操作画面で大容量のファイルを送信できる、ファイル送達ソフトウェアです。PCへの専用ソフトは不要、 メールにファイルを添付する操作感で利用できる扱いやすさが特徴です。

また、ファイル転送は独自のプロトコルを用いることで、高速転送できる 点に注目です。この仕組みにより、数十GBを超える大容量ファイルのデータ転送や、一度に100件のダウンロード依頼メールの配信、データ収集なども素早く実施できます。

14日間無料お試しの利用も可能 のため、操作性やデータ転送の高速性を確認できます。利用を検討したい方は、無料お試しをご利用ください。

無料のファイル転送サービス2選

「GigaFile」株式会社ギガファイル

POINT

「GigaFile」は、ユーザー登録は不要、利用料は無料で利用できるファイル転送サービスです。 1ファイル200GB、個数無制限という大容量データに対応しています。手軽にファイル転送を行いたい方におすすめです。

使い方が非常に簡単で、送りたいファイルをドラッグ&ドロップで指定された場所に配置すれば完了 です。アップロードしたファイルは最大60日間保持が可能であり、期限を超過すると削除されます。セキュリティはアンチウイルス機能、ダウンロードパスワード設定に対応しています。ダウンロードメール通知が行えない点に注意が必要です。

PCだけでなくスマホからでも利用可能ですが、200GBと大容量の利用ができることから、スマホから実施すると通信制限を超過する恐れがあるため注意が必要です。


「おくりん坊」ビット・パーク株式会社

POINT

「おくりん坊」はユーザー登録なしで500MB、無料のユーザー登録を行うことで2GBの転送ができる ファイル転送サービスです。

容量はやや小さいですが、その分ダウンロードが速く、手軽に利用できます。会員登録するとアドレス帳機能も利用できる ため、決まった相手に送信する場合は送信先の間違いを防止することができます。

セキュリティ面については、ダウンロードパスワードの設定ができないものの、 ダウンロード回数を設定やダウンロード完了メール通知機能が備わっています。

なお、月額30,000円から利用可能、40GBのディスクスペースが扱えるビジネス用途向けのサービス「おくりん坊Biz」もあるため、こちらもおすすめです。

ファイル転送サービスを選ぶ時のポイント4つ

さまざまなファイル転送サービスをご紹介しました。セキュリティを重視したものから、転送速度を重視したもの、送信データ容量が大きいものまで、特徴が異なるサービスがあることをご理解いただけたのではないでしょうか。ここからは利用するサービスを選ぶうえで見るべきポイント4つを解説します。

1. 転送容量はじゅうぶんか

最初に見るべきポイントは、業務で転送するデータ容量をじゅうぶん満たしているか、という点です。転送容量が小さければ、分割して送信するなどデータ転送に手間が発生します。必要な容量を満たしていなければ業務に支障が出てしまうため、必ず押さえておきましょう。

また、容量はもちろん1度に送信できるファイル数についても確認しておく必要があります。

2. セキュリティは万全か

転送するデータに機密情報や個人情報が含まれる場合は、セキュリティを確認しておく必要があります。インターネットを経由してデータを転送するため、情報漏洩や改ざん・盗聴といったセキュリティリスクがあるからです。

セキュリティ対策にも暗号化やダウンロード時のパスワードの設定、ダウンロード回数や期間の設定などの機能があります。ファイル転送サービスによって設定できるセキュリティ対策の内容も異なるため、使用できる機能を確認しておきましょう。

3. 操作は簡単か

ファイル転送を行う際の操作性を確認しておきましょう。利用するのに操作がしづらくては、ファイル転送サービスを活かせません。シンプルで誰にでも使いやすいサービスを利用するとよいでしょう。

また、操作で注意すべき点は、誤送信です。どんなにセキュリティ対策が施されていても、操作を誤ると情報漏洩につながるため、送信先の確認のしやすさといった点も考慮が必要です。

4. 内部統制に対応しているか

企業のコンプライアンスの観点から、ファイル転送の履歴をあとから確認できるかどうかが重要なポイントです。つまり「誰が」「いつ」「誰に」「どのファイルを転送したか」「誰が受信したか」といった情報が記録され、参照できる必要があります。

そのため、送受信履歴、ダウンロード履歴といったログ管理機能の有無を確認しておくとよいでしょう。

適切なファイル転送サービスを導入して業務を効率化しよう

ファイル転送サービスは多くの種類があります。ファイルの転送以外にも、共有や収集といった機能の違い、容量、転送速度、セキュリティなどにも違いがあります。違いをしっかり見極めて、自社にあう適切なサービスを選択しましょう。ファイル転送サービスを導入のすることにより、以下のメリットが得られます。

逆に、ファイル転送サービスによっては以下のデメリットがあるため、考慮する必要があります。

とくに無料で利用できるファイル転送サービスでは、上記デメリットの懸念があるため、機能やセキュリティを重視するなら、有料サービスの利用がおすすめです。

サービスについて詳しく確認したい方は、無料トライアルの利用や資料請求を実施するとよいでしょう。

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